どこにも居場所がなく、
不良たちの仲間になってパシリさせられていた勢多川。
ある日とつぜん、ケンカが強く「熊殺し」と呼ばれていたコースケが
不良たちを全滅させてしまい、それをきっかけに
勢多川はコースケの舎弟になります。


この作品、最初に１回読んだ時は
家庭環境に恵まれなかった勢多川が何でも一人で抱えてしまって
それをぶっきらぼうなコースケが助けてくれて･･･と
感動的なお話だなーとは思ったんだけど
萌えという部分が少なかった気がするんですよ。

でも、２回３回と繰り返し読んでいると
より勢多川の気持ちが伝わってきて
じわじわ萌えてくるお話だなと思ったんです。
いい話じゃないかこれ！！
前作より好きだわ。


勢多川は金髪でピアスという外見だけど
ただ気が小さいだけで、とても料理が上手で家庭的な
普通の男の子なんです。

だからいつも自分を助けてくれるコースケさんがヒーローに見えて
「俺なんかがあんたを独占していいはずがない」って
無力な自分を嘆いたりしてさ。
いつもなんでもないみたいに、平気そうに見えるのに
勢多川の心の闇が意外に深いのが悲しい。


それが最後の最後に崩れて
泣きながらコースケさんに告白してきた時には
あああなんかもう本当におめでとうお幸せに！
って感じで心から祝福したい気分になりましたｗｗ

影で支倉がひそかに助け舟を出していた所とかも
なんか嬉しかったですよね。
アイツもちょっと病んでるけどイイ奴だな！


エロはほとんど無いという点だけは
非常に非常に非常に残念でしたが（どんだけ）
読み応えのある作品だったと思います。
ファーストキスのシーン（出席簿で隠しつつチュッとするやつ）が
すごく萌えますね。あれはいい。あれは萌える。


エロ★
萌えた★★★★
切ない★★★★★
笑える★★
買って良かった★★★★

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