女の子も男の子も好きで
節操の無いチャラ男である大島は
安藤祐一と名乗るクソ真面目な男に興味を持ちます。

不意打ちでチューをするけどビンタで反撃され
孤高で凛と美しい安藤に強く惹かれはじめますが
安藤の妹が「お兄ちゃんは渡さない！」と宣戦布告してくる、
不思議な三角関係（？）のお話。


大島は基本チャラいので、
真面目な話も茶化して流してしまいがちなんだけど
安藤の話は真面目に聞いてあげる所とか
たまに見せる真剣な表情が良かったですね。

あと安藤の妹に宣戦布告されている時に
適当にあしらう訳じゃなくて
「俺も安藤祐一が欲しーなあ」と言う、
ちょいワル顔にドキッとします。
普段チャラチャラしてる人って、こういうギャップがあるから
得ですよねｗｗ（ひどい言われよう）


安藤は、まっすぐすぎる性格ゆえに
昔の自分の行動で許せない事があって
もうそんな過ちをしない為に、誰とも馴れ合わないという
とっても無器用な人なんですよ。

でもいつまでも自分を許してあげないと
可哀想だよ、と諭す大島の言葉がとても素晴らしかった･･･。
「これがあのチャラい大学生が言うセリフか！？」と思ったけど
ついついジーンとしてしまう場面でした。


ことばの一つ一つに重みがあって
恋愛ってすごく良いものだなーって思えるような
前向きな気持ちになれる作品でした。
エロは最後にちょろっとあるだけですけど
なぜか満足度が高かったなー。
あの安藤が大島を受け入れてくれたという事実だけで
幸せになれるようなラストですね。

どんな時が嬉しいかと聞かれて
「与える時と　受け取る時。」っていう答えは
秀逸だと思った。クサいけど！ｗｗ


エロ★
萌えた★★★
切ない★★★
笑える★★
買って良かった★★★★

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