たぶん兄攻めの弟受けだと思うんですけど･･･
えっちシーンが一回も無いから分からないよね！
えっちどころかチューが1回あるくらい？という
とても淡ーいお話でした。

性欲じゃなくて気持ちが先行していて
ずっと一緒に居たいけどこれって普通の兄弟じゃないよね･･･
我慢して離れよう･･･
っていうすごくピュアな物語なんです。

ケータイやネットがまだ普及していない時代で
家を出てしまった兄と8年間も手紙のやり取りをするという
ちょっとノスタルジーな雰囲気も良かったし
夏の爽やかな感じとマッチしてましたね。
モノローグが手紙口調だったのも素敵だったなー


そして！この本のいちばんの見所と言えば、やはり
兄が祭でりんご飴を買ってきてくれて
口移しで食べさせてくれるシーンでしょう！！！
なんというエロス･･･
風邪を引いて弱っている弟に
飴をぺろぺろさせるシーンが素敵すぎた･･･

私、田倉トヲルさんのエロスすごく好きなので
もっと色っぽいシーンをいっぱい楽しみたかったなー
っていうのが正直な所ですが
2人の気持ちをすごく丁寧に追っている作品なので
読後感が非常に良かったです。

お姫様抱っことか一緒に寝るとか
萌えるシチュエーションも多々あって目の保養になりました。



でも田倉トヲルさんて、
BLじゃないお仕事の方が多い印象なんですけど
もっとBL描いてくれてもいいのよ･･･？
色んな作品を読んでみたいです。できればエロ多めで･･･！


エロ★
萌えた★★★★
切ない★★★★
笑える★★
買って良かった★★★★

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