会社をリストラされ、落ち込んでいた若いサラリーマンが
自殺と間違えて声をかけてきたおじさんと知り合います。
はげまされて、自宅に招待され、夕食をご馳走になり、
そうしているうちに何故かいつも一緒にご飯を食べる
不思議な仲になっていくお話。

特別なストーリーは全然ないです。
エッチどころかチューもありません！！！
告白するシーンも、その後しばらく会えなくなるのも
ちょっと切ないんだけど
ドキドキする！っていう感じじゃなくて
すごく穏やかで温かいんですよ･･･

純清は再就職で悩んでいるんだけど
その背中をさりげなく押してくれる森さんの
癒しパワーが凄いです。
もう、父親というかむしろ母親のような存在でｗｗ

履歴書に、自分の長所をなんて書いたらいいか悩んでいると
こっそりと「思いやりがあり心優しい」などと
書いておいてくれるシーンがじわじわ好きでした。


こういう、優しくてふわふわとした作品って
大抵、読んでる途中で眠くなって流し読みになりがちですが
たまにはこういう作品もいいですね。

私は夏糖さんの前作がすごく好きだったので
贔屓目で読んでるだけかもしれないけど
ぼんやりすると何でも左に偏っちゃうとか
本当にちょっとした事なんだけど
キャラクターの掘り下げ方が丁寧で素敵だなと思うんですよー
正直、この人たちがセックスしてる所とか
ぜんぜん想像できないんですけどね･･･

本当に「BLか？」っていうくらい薄味な作品なので
大声で「オススメ！」っていう感じではないですが
じわじわ萌える、良い作品だなと思います。
でも、この作品を買おうか迷っている方がいたら
まず先に「花咲き道理」を読んでみるのをオススメしたいです。

夏糖さんの絵は、むっちり系の良い体なので
次回作はぜひエロを･･･エロをお願いしたい･･･


エロ
萌えた★★★
切ない★★★
笑える★
買って良かった★★★★

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