■偏食家のかわいい悪魔
怖い夢は食べたくなくて空腹で彷徨っていた夢魔が
美味しそうな夢を見ていた男の家に住みつきます。
夢魔がショタっぽくて可愛いので
これだけだと、ただのほのぼの作品なんですけど
夢魔が夢を食べる時のシーンが
なんか妙にエロいんですよｗｗ
まるでエッチしてる時みたいに
顔を真っ赤にしてトロンとした表情で食べるの！
だからエッチの回数自体はそんなに多くないのに
なんだか全体的に色っぽいお話ですね。

夢には色んな味があって
「いちばん美味しいものは自分が出てくる夢」
っていう設定がニクいなーと思いました。
自分を夢を見ている＝自分が好かれてるっていう事で
それを食べるなんてなかなかロマンチックな話です。


■夜にあそぶ淫らな悪魔
こっちはちょっとアダルトな夢魔。
夜な夜なゲイバーで男を見繕っては食事をする夢魔が
一人の男にしつこく言い寄られるようになるお話です。
自分から男にまたがって乗っかるような淫乱で
ちょっとツンデレっぽい所が好きでした。
「ああ早くあんたのイキ顔が見てぇ」っていう
お互いに挑発的なエッチシーンが良かった･･･！


■くらがりにみる夢の光
幼い頃、そばに居てと約束した男の子と
数年後に再会するお話。
この話だけ童話みたいにふわっとした話で
いちばんBLっぽさが少ないと思うんですけど
やっぱり夢を食べる描写がすっごいエロいですね！
なにこの汁だくｗ
せっかくなのでこの2人がくっついてからの
幸せそうなお話も読みたかったです。



今野さとみ先生のかわいらしい絵と
夢を食べるという不思議な世界観がマッチしていて
とっても素敵な一冊でした！
とにかくキャラクターが可愛いんですよね･･･
小椋ムクさんとか好きな人は好きなんじゃないかなー


エロ★★★
萌えた★★★
切ない★★★
笑える★★
買って良かった★★★★