頼むよ･･･ あんたが
俺のことを少しでも好きなんだったら 呼んでくれよ
＜あらすじ＞
「老いもせず、死にもしない。そんな死神の恋―――」
怠け者の与平と彼に取り憑く貧乏神。いつしか夫婦のような間柄になるが…。（「金魚すくい」より）長寿を願い名 付けられた寿限無（中略）長助。幕末から長い時を孤独に生きる彼の心の拠り所は、昔みた"死神"で…。（「デラシネの花」より）落語シリーズ2作ほか、短編１作を収録！
秀良子さんはどの作品も面白いので
今回も絶対面白いだろうとかなり期待して買うのですが
毎回、ハードルをぴょーんと飛び越える面白さで
やっぱりBLっていいなぁと
思わせてくれる作家さんです。
今なら初回限定でヤマシタトモコさんとの
コラボペーパーが付いてますよー！
■金魚すくい（落語「貧乏神」より）
仕事に行かないダメ男に憑いてしまった貧乏神が
なぜか代わりに働くお話です。
本当にどうしようもない男なのに
金魚買ってくれたり、手をさすさすしたり
優しさが伝わってきて切なかった。
ビンちゃん美しい。
■デラシネの花（落語「寿限無」より）
江戸時代から現代まで生き続けて死ねない男と
死神になったビンちゃんのお話。
江戸時代に生まれた人が現代でホストやってて
しかもオラオラ系なのが面白いですねｗ
うまく「寿限無」とリンクしていて
最後はほんのり幸せな気持ちになれる
ストーリーだった。
エロもあったよ！（重要）
死神は人を好きになると、その人の寿命が縮むのかな？
ハッキリとそういう描写は無かったんだけど
執着されて、情を持ち始めて
男の願いを叶えてあげるという愛に溢れているお話でした。
ラストで、キャップかぶってハンバーガー食べてる
死神の姿にはちょっとビックリしましたけどｗ
一応、神様なのに俗っぽいよね。
■小向家の事情
なんてことだ･･･
この話、表題作の１００倍好きだ･･･
どうしよう。萌えすぎて息が苦しい！（ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ
お父さんと、男の恋人と、小学生の息子のお話です。
外見チャラそうなのに面倒見良くて優しいっていう
蓮司のキャラクターが思いっきりツボだった･･･
息子はぜったい蓮司の事好きだったんだよね。優しいもん。
「何が食べたいのか言ってみ？十秒以内な」
のシーン大好き。蓮司の愛の深さが分かる。
お父さんとのエッチシーンは一瞬だけだったけど
床がピカピカになるくらい萌え転がりました。
お父さん、男の趣味良すぎるでしょ･･･
この作品、２人の馴れ初めからじっくり読みたいんですけど
コミックス出してくれたら１０冊買います。
落語が元ネタの話という事で
ちょっと堅苦しいのかな？と思ってましたけど
全然そんな事なく、じんわり萌える一冊です。
元ネタとなった落語はざっくりしか知らないけど
全く問題なく楽しめました。
そして同時収録の「小向家の事情」には
心を持っていかれました。
このお話だけ、「drap」掲載だったみたいですけど
連載しようよ連載･･･
エロ★★
萌えた★★★★★
切ない★★★★
笑える★★★
買って良かった★★★★★
[17回]
1. 無題
でも好きだったんだろうなぁ
なもんで寿限無さんの方はホストとはいえ幸せになってくれてびんちゃん良かったねぇ～と(エロもあったし！←重要)
BLでお決まりのパターンで「もしや最後に髪切ってまうんじゃ…」とゆー不安をもちつつ読み進めたけど最後まで見事なロン毛だったよ！！！アタシ歓喜！！
小向家はお父さんあんな堅物そうな感じやのに恋人を家に住まわせて養ってるとか興奮ひとしおでしたよww
ところで大人になった颯太は攻かね？受かね？
秀さんの作品は一見サラっとしてるから普通に上手いなーって読みきっちゃうけど実は結構シビアだったりやるせないお話だったりするんですよねぇ。はぁぁ
＞chiissさま
秀さんの作品は読み返せば読み返すほどきゅーってなる。きゅーって。
>「もしや最後に髪切ってまうんじゃ…」
確かにそこ不安だった！
最後までちゃんとロン毛だったから良かったねーchiissさんと思いながら読んだよｗｗ
>小向家
公務員のお父さんがあんな恋人を養ってるとかもう最高すぎるよおぉ
蓮司が透明人間になって帰ってこなくて、お父さん泣いちゃう所が大好きだった！この2人の間に何があったのかkwsk！！！
大人になった颯太は受かなー。あの彼氏は攻な気がする。もしくはリバｗ