「君とパレード」から１０年後のお話。
先生だった秀緒さんはサラリーマンになり
生徒だった赤星は小児科医になって
一緒に暮らしているにも関わらず、多忙ですれ違いの毎日。
そんな中でも誕生日をお祝いしたりして幸せそうで、
柔らかな雰囲気が微笑ましいです。

しかし、秀緒さんが実家に帰った時
赤星の事を家族にカミングアウトした事から
２人が急にギクシャクしてしまうんです･･･！
なにこれつらい！

家族から反対される事は想定内だけど
赤星を想う気持ちがただの同情ではないのか？と
秀緒さんは悩んでしまうんですね。
確かに赤星は生まれ育った環境とか元彼の事とか
ちょっと可哀想な人なので
愛情なのか同情なのか、自分の気持ちに自信が持てない
気持ちは分からないでもないかなと思いました。

２人がお互いを大事に想ってる事は間違いないと思うし
誰も間違ってないと思うんだけど
秀緒さんも赤星も真面目だからなー。

赤星はクールな外見とは違ってけっこう情熱的で
男前な考えの人なんだけど
今回ばかりは苦しそうなのがまた悲しかった。

ボタンの掛け違いによってちょっとずつすれ違っていく２人が
どんどん暗く落ち込んでしまう様子を見ながら
なんとも言えない苦しい気持ちで読んだけど
下巻ではきっとハッピーになってくれるでしょう！
結局最後は、お婆ちゃんの一声で
何とかなったりするんじゃないのかなー


そんな事より！赤星の同僚の久住さん！！
見た感じ完全にノンケだったけど
下巻ではあの人が混ざって三角関係になったりするのかな？
普段フランクな人が急に
マジになるとドキッしますよね。
巻末の予告の雰囲気からすると
とても良い当て馬になりそうなので
すごく楽しみです！早く下巻出ろ！！


エロ★
萌えた★★★★
切ない★★★★★
笑える★
買って良かった★★★★★