ゲイである事が知られていて
周りの学生から奇異の目で見られているクロは
唯一、普通に接してくれる赤松に片想いしています。
赤松はノンケなのにクロに近づく男に嫉妬したり
クロの心をかき乱すので
ついつい「じゃあお前相手してくれんの？」と言ってしまい
赤松も自分の気持ちを自覚していくというストーリー。


ノンケ×ゲイって大好物なんですけど
相手はノンケだから･･･ってゲイがすごく遠慮しちゃって
卑屈になっているの最高ですよね！！
クロのぐるぐるがすごく丁寧に描かれているので
めっちゃクロに感情移入して読んでしまった！

赤松のことを考えたら身を引いた方がいいんだろうけど
近くに行きたい、離れたくないという気持ちが強くて
うまく言葉にできなくて支離滅裂になる所とか
あーーーもうクロ可愛いよーーー！ってなったし
ぐるぐる悩むクロを全部包み込んで
「俺は好きなんじゃけど、それじゃいけんの」と
アッサリ丸く納めてしまう赤松も素敵でした。
（方言男子いいよね･･･可愛い･･･）


すごく冷めてる訳でもなく、甘ーいわけでもない
2人の絶妙な空気感がじわじわ萌えます。
エッチシーンが結構しっかり描かれてるのも最高。
あんなタイミングで好きって言われたらそりゃ出ちゃうよって
赤松が抗議してるのが面白かった～
初エッチの直後なのに、なんて甘さの無い２人なんだ･･･
あ、でもスーツプレイすごくエロかったです
ごちそうさまです（土下座）

クロは、赤松が抱きついたりチューするタイミングが
唐突すぎてよく分からないって言ってたけど
赤松の方言を真似た時とか
屈託のない顔で笑った時とかばかりなんですよねー
結構わかりやすいと思うけど･･･w



そして後半に、同じ大学の先輩であるユキさんの
スピンオフ短編も収録されているんですけど
ユキさん受なの！！？？（眼鏡ぱりーん）
絶対攻だろうと思っていたのに
相手の男の子すごくかわいい子だったのに
ユキさん受なの！！？？？？？
なんかよく分からないけどありがとう！（？）

初エッチした翌朝に、就活の面接に遅刻しちゃって
めっちゃ理不尽な八つ当たりしたのは
ひどい男だなって思ったけど･･･
ラストすごく可愛く見えたから不思議。
こんな短いのじゃなくて、もっとじっくり読みたい話でした。


どちらのカプも、すごく良かったので
できれば続編が出て欲しい作品です。
出たら買うよ･･･
やっぱり鮎川ハルさんの作品っていいなー
じわじわ萌えるなー
次回作も楽しみにしてます！！