＜あらすじ＞
友情と恋愛のさかいめはどこだ…？　名古屋に単身赴任中の親友・時田ひろは実家があるにも関らず、上京すると必ずオレ（柏木律）の家にやってくる。オレがゲイで、密かにひろに恋心を抱いているとも知らず…





2001年出版の本ですが
古臭さを感じさせない作品。
お勧めして頂いて読んでみたのですが（chiissさんありがとう）
やっぱ紺野けい子先生･･･好き。（告白）
早いとこ復帰して頂きたいです。


親友同士の律とひろのお話。
お互いゲイ（バイ）、しかも好き同士だとは知らずに
淡い気持ちを胸に仕舞いこんで過ごしてきた2人。

ひろの転勤で遠距離になってしまった2人が
「早く会いたい」と恋焦がれる感じが
なんか甘酸っぱくてきゅーっとなります。
どんだけラブラブなんだよ君たちは。


そんなピュアな二人なのに
心と身体は別だと言ってそれぞれ恋人がいる辺りが
また正直でいいですなｗ


そんな一方で、
相手を想って勃ってしまったり自慰してしまったり
なんか、私なんかが覗いてしまっていいのかしら･･･？と
見てはいけないものを見たような
こちらまで気まずーい
気持ちになってしまいますなんとなくｗ


他のどんな用事よりもひろを最優先する律。
ひろが「泊めて欲しい」と言うと
彼氏が居るにもかかわらず、別れ話覚悟でOKしてしまう所は
ちょっと律の彼氏が可哀相だった気もしますが

こういう修羅場、ちょっと好きですｗ
（窮鼠はチーズの夢を見るでも似たような場面がありましたな）


でも貴文、初対面の人と会うのに
前も隠さずに全裸なのはどうかと思うｗｗｗ


一番萌えたのが
ひろが律へ送った手紙。
「P.S.　りっちゃんは僕のことが好きなんですか―？」
手紙って。いまどき手紙って。
なんかよく分からないけど萌えすぎて禿げそう！

あと「どうか嫌わないで欲しい･･･」って号泣する律とかね。
萌えポイント満載すぎ！（じたばた）


同時収録の短編「サムライ」は
なんだかちょっと難しい話ですね。
人の死が絡んでくるので、ちょっと重い。
まぁエロいから萌えるんですけど。（そればっかり）



エロ★★
萌えた★★★★★
切ない★★★★
笑える★★
買って良かった★★★★★


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