さっきの続きをしたいと思うんだが
どうやって誘えばいいのか分からない・・・
<あらすじ>
古書店経営・日下、他人に興味が無い男。一方、営業が天職の熱血・飯島。2人は大学時代の知人で、葛藤の相手で、今はやっと恋人同士。逆の個性がぶつかり合う時、「恋」という火花が散ったのである──。
描き下ろし1話を含め全編ゴッソリ大収録!
山田ユギ祭り最終日は「誰にも愛されない」でございます。
この本は、ちょっとだけお値段高めではありますが
かなりの分厚さで読み応え充分です。
しかも、この内容の充実っぷり!
わたくし、日下の言動・視線に何度ヤラれた事か分かりません。
出版社の熱血営業マン・飯島と
いつもクールな古本屋の店主・日下。
大学で同じクラスだった二人が
仕事で再会する事になり一気に距離を縮めます。
昔、女を取られた事で恨んでいた飯島ですが
今回もまた女の子の事を巡って言い争いが始まり、
殴るのかと思ったらそのままHに突入。
なんで急にHの流れになったん?
うん、でもまあ萌えるからいいか!(・∀・)
そして無事にカップルになった二人ですが
いつも仏頂面で他人には無関心な日下のツンデレっぷりと
それを大きく包み込む飯島の関係が
とてもバランスが取れていて、見ていて微笑ましいです。
・閉店時間の前なのに「シャッター下ろしてこい」と言って流し目で誘う
・「この身体も・・・おまえしか知らない これから先も・・・」
・ケンカしてたのに「おいで ほれほれ」と言われて素直に抱きつく
・「仲直りする?」と言われて素直に「・・・する」
などなど、
普段は何事にも無関心ぽいのに
飯島に対しては、途端に素直になるというか
黙ってちょこちょこ後をついてくるような日下の
子猫みたいな可愛さが最高なんですよ。
初めて飯島の部屋に遊びに来た日下が
キョロキョロ見回してから
コタツにちょこんと座った描写に至っては
可愛いすぎて禿げるかと思ったよ・・・
飼いたいッ!!
この猫どこに売ってるのか情報求ム。(売ってません)
あと、Hシーンの中で
「もっと奥まで・・・行かせろ・・・」と言う飯島に
激しく萌えました。
入れさせろじゃなくて行かせろだってさ・・・
もう、これ以上私を萌えさせてどうするつもりだ。
後半からは日下の後輩・長谷川と
本屋の客・上野のお話が収録されています。
こちらのカップリングもステキでした!
飲み屋の帰りに上野の家へ行く事になり
長谷川がノンケだと知って真っ赤になって
「ここまで来てノンケだぁ!?」と豹変してしまう
上野のキャラクターのギャップが最高。
あれ・・・
すごく色気あっておとなしそうでメガネで
いい人そうだったのに
「やっと誘ってきたと思ってウキウキしちまったじゃねぇか」とか・・・
イメージだだ崩れですよ。
アンニュイな感じが素敵だったのにwww
だがそこがいい。
しかし後日、「あんたお仲間だろ」と
今まで無自覚だった長谷川の性癖を暴きだしてしまい
結局Hしてしまうんだけど
これまたすっごいエロいわけ・・・。
上野さん、フェロモン溢れすぎるにも程があるんだぜ。
「本」というひとつのキーワードを中心に
出版社の営業、
翻訳のお仕事、
ミステリー作家、
それぞれのお仕事の内容がじっくり描かれていて
いつもながらしっかりとしたストーリーの組み立て方には
感服いたします。
こんだけストーリーしっかりしてて
それでいてエロもがっつり入ってるなんて
ユギさん素晴らしすぎるわ・・・。
エロ
★★★★
萌えた
★★★★
切ない
★★★
笑える
★★★
買って良かった
★★★★★
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1. 失敗したっ
あーん コレも買えばよかったぁぁぁ
超おもしろそー(T3T)シクシクシク
>ヲリさま
超おもしろいですよ!ふふふ。