この人の側に来るといつもかすかに甘い香りがした
最初はシャンプーかと思ったんだけど
その芳香は自分だけが感じてるらしかった
＜あらすじ＞
ダムオタクのトラと雨音は、大学院のゼミ仲間。
二人で親戚の別荘に行くハズが、トラは雨音を怒らせてしまい、結局なぜか雨音とその友人たちと一緒に別荘へ。雨音は普段と全然違って女王様だし、一行の中には、ヘビーな失恋男と雨音の元カレがいるという。男五人の週末は、ちょっぴり不穏な気配……！？トラと雨音の、トラブル・ラブ・デイズ！！
こ、これはかわいかった･･･！
雨音が可愛いです。
雨音が可愛いです。
大事な事なので２回（ｒｙ
純愛でありながらミステリーっぽく
可愛いのに怖い、不思議な作品でした。
すっごくレビューしにくい作品なんですけど
とりあえず、依田さんが好きな方は読んで損なしです。
（無論、私は大満足でした！）
勉強一筋で身だしなみにも無頓着の寅。
そんな寅にベタ惚れな雨音。
そして、何やら訳アリっぽい雨音の友人の男3人･･･。
最初、雨音はずっと寅に対してぷりぷり怒っていて
寅が嫌いなのか、それとも好きなのか、非常に分かりづらく
ツンデレだと理解するのにだいぶ時間がかかりましたｗ
いや、
ツンデレと言うよりも二重人格･･･？
皆の前では冷たく接し、
二人の時にはハートが飛んでいるのが見える程
寅に入れ込んでいる雨音がすっごい可愛かったです。
むすっとしてるのに頬をそめている雨音
寅の、喘息持ちという虚弱体質に萌える雨音
寅にお世話を焼きまくる雨音
寝顔を見られて照れる雨音
初物食っちゃった、とノロケる雨音
とっても可愛い雨音が満載でわたくし非常に満足･･･！
そして、この作品の最大の見所は
雨に濡れた雨音が
｢あなたは素数だ｣と言って告白するシーンです。
これがすっっっごく素敵だと思った！！
正直、「あなたは素数」の意味はよく分かりませんが
いいんです。雰囲気です。
雰囲気が最高に素敵だった！
173番目の素数とか言われても全然分からんけど
雨に濡れた二人が、無言でキスをして
素数の話をして笑っているシーンがすごく美しかったです。
（数学好きの人って、なんであんなに素数が好きなん？ｗ）
最後、二人がとうとうHをする時には
「すまん実は初めてで」と緊張する寅に
「僕もです･･･なんだお揃いなんですね 良かった（はぁと）」
と、思いっきりネコ被っていた雨音に吹きましたｗｗｗｗ
元彼の話とかしてたのに
初めてとか言われて何で信じちゃうんだよ寅ｗｗｗｗ
しかし、この作品は
メインカップルのイチャイチャや
皆でワイワイやっている様子はすごくほのぼのなのに
ちょこちょこカットインしてくる近親相姦のシーン、
彼女が寝取られている瞬間を目撃するシーン、
そして自殺願望と自傷行為。
かなり痛くて重いイメージが多々あり
カップルの甘々なイメージとのギャップが大きくて
最初は戸惑ってしまいます。
でも、雨音と元彼の回想シーンのダークさは
わたくし不覚にもちょっと萌えてしまいまして･･･
そちらの話も一つの本にしてくれたら私絶対買いますｗ
あ、そういえば
たまに中年ぐらいの男の人がチラチラ見切れていたのは
結局何なのかよく分からなかったんですけど
幽霊的な何かという事でいいのかしら？
必要性がよく分からなかったんだけど･･･何かの伏線だったのかなぁｗ
エロ
★★
萌えた
★★★★★
切ない
★★★
笑える
★★★
買って良かった
★★★★★
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雨音！！！
[0回]
1. 無題
依田さんの本は立ち読み程度で買ったことがないのですが、タカジョウさんが二度「可愛いです」とおっしゃってるので（笑）ここ重要なとこですよね！！（笑）
読んでみようと思います。
楽しみだ～。絵もわりとキレイな感じですよね。
＞ちぃ姉さま
絵も可愛くて、ホンワカした雰囲気で進んでいくのに
結構現実的な、ピリッとしたスパイスも利かせてくれる
ちょっと大人向けな作家さんかなーと思っています。
もしこれを読まれて、気に入ったら
「"愛の深さは膝くらい"シリーズ」「"真夜中を駆け抜ける"シリーズ」も面白いです！（お勧めしすぎだ）