終わり方としては
やっぱりな・・・というか
こうするしか無いよな・・・というか
モヤモヤが残るラストではありますが、
余韻を残すキレイな終わり方だったと思います。
あの後2人がどうなったのか、
結末は読み手に委ねられた形になりましたが
蒼磨は助かったのだと私は思いたいです。
「生きる」と本人も言ってるのだから私は信じますwww
もし死エンドであれば
火事の時に一緒に死んでいれば良かったんだもん。
でも正崇は生きる事を選んだんだもん。
数年後、正崇が教師になった時に再会するんだもん。
そうじゃないと誰も報われないよぉぉぉぉ!!(ごろんごろん)
そんな私が今回、一番心に残ったのは
正崇の弟が「僕の事嫌いなんだよね・・・」と涙するシーン。
蒼磨も正崇も、普通であれば弟と仲良くやれたはずなのに
恨んだり妬んだり、
愛情が違う方向へ走ってしまうのは
すごく悲しい事だなーと思いました。
櫻子なんて本当に可哀相すぎるだろ・・・
その中で
「有り難う、生まれて来て呉れて」という蒼磨の言葉が
どれほど正崇の救ってくれたのかと思うと
やはりこれはハッピーエンドなんだと思わずにいられません。
今回は上巻・中巻に比べると
エロのシーンや萌えシーンが少なかったのですが
前回、「ふんどし萌え!」とか騒いでた私が
完全に浮いていたのだと悟りましたw
正直、スマンかった。
この作品は、作者もあとがきに書いてあるように
BLなのか否かという論議になりやすい作品なのですが
私は漫画読む時にそんな難しいこと考えないので
普通にBLとして楽しませていただきました。
愛情、嫉妬、憎悪にまみれた
2人と、それを取り巻く人々の物語は
帯の文句どおり恐ろしく、悲しく、美しいものでした。
ズシーンと重く心に残る作品です。
エロ
★★★
萌えた★★★
切ない★★★★★
笑える★
買って良かった★★★★★
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1. Juneですヨ☆
全体的に暗く重いお話ですが、私はこういうの
すごく好きだな~。
BLという言葉の定義を厳密に知らないので
よくわかんないんですが、私はこれは
「June」でいいんじゃないかなぁと思います。
竹宮さん・萩尾さん・栗本薫さんが作ってきた
流れを汲む作品なのではなかろーかと。
BLってどうしてもあんまり深く悩まない、
明るくてポップなイメージがあるので。
羅川真里茂の「ニューヨーク・ニューヨーク」とかも
きっとBLではないんだろうけど、感動するので
機会があったらぜひ読んでみてください。
おすすめです。(私はラスト、号泣でした。)
>ゆいゆいさま
そうか、これがJuneか。
BLの定義ってよく分からないですよね。
>羅川真里茂の「ニューヨーク・ニューヨーク」
コレはねー、実は高校生の時に読んでたんですけど
私もラストは非常に感動した記憶があります。
羅川さんは同郷という事もあってFANなんです♪
レイプのシーンが酷かったり
カーSEXを親に見られてヒィィィと思ったり
とにかく強烈だったという印象ですww
ニューヨークニューヨークがBLか否かについてもBLWikiで論議されていますが
正直、「そこまで目くじら立てんでも・・・」と個人的には思っています。
リアルだから非BL?
BLと同性愛は別??
最後ハッピーエンドだと同性愛ファンタジー???
読めば読むほどよく分かりませんw