でも僕頑張りますから
肉球触られても我慢するし お布団も温めます
お風呂にだって・・・ なるべく できれば入りますから・・・
<あらすじ>
僕の名前はツバキ。人間に見えるけど、実はネコです。大好きな冬馬さんのそばにいたくて「長生きにゃんこ」になりました。でも、冬馬さんの瞳に映る僕はた だの白い子猫。猫の姿のまま冬馬さんに受け入れてもらえた時、僕ははじめて本物の人になれる―――。だけど、僕の声は冬馬さんには猫の声にしか聞こえなく て…。どうすれば冬馬さんに振り向いてもらえるの…?
前回、倫敦巴里子さんの最新刊をレビューしたので
ついでに既刊のレビューもしときます。
(けっこう前に読んでたけど感想書くの忘れてた・・・)
タイトルから分かるとおり、ネコと人間のお話です。
■ネコいりませんか?
好きになった人間と一緒にいるために
人間の姿になった猫のツバキ。しかし、
「好きな人には猫に見える」
「好きな人には声が聞こえない」
というふしぎな設定がありまして(笑)
友達からは人間に見えるのに好きな人からは猫に見えて
会話が噛み合わないっていうのが楽しいです。
おバカの誘い受は可愛い!
■ネコどうですか?
人間になったのに好きな人に夜逃げされたボタン(猫)。
次に出会った男と仲良くなるけど
今度はその男を好きになり、猫の姿になってしまうという
ちょっと切ないお話。
「ネコいりませんか?」と同じ設定なのに
ぐっとシリアスなストーリーになったのでびっくりした。
このお話、すごくよく出来てたから
1冊まるごとじっくり描いてくれたら
かなりの良作になったと思う!
続きが気になる所で終わってるし、ちょっと勿体無いなー。
■ほろにが君
生徒会の先輩×後輩。
卒業式の日に急に真面目な顔になって
押し倒すシーンがすごく良かったよ!
いいぞもっとやれ!!
■パラレル・ライン
かわいい男の子に一目惚れされて
「こいつが女だったらいいのになー」っていうお話。
可愛かったけど、でこチューで終わったのが残念。
■シュガー・コミュニケーション
義理の弟×兄。
この子達、
仮にも兄弟なのに
Hするのがあまりに簡単すぎないか?
もっと「好き」とか「どうしよう」とか無いの・・・?w
表題作はすごく完成度が高いんですけど
その他の短編は・・・普通だったかなー
しかもエロがかなり少ないので若干物足りないです。
やっぱり
或るミステリ作家と~の方が個人的には好きでした。
エロ
★
萌えた
★★★
切ない
★★★
笑える
★★★
買って良かった
★★★
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