幼い日に一度だけ 野生が駆けるのを見たことがある。
きっとあまりの美しさに心が帰ってこなくなってしまうのだと
幼心に思っていた
<あらすじ>
ケンタウロス――ギリシア神話に登場する、上半身が人間で下半身が馬の種族。「お前ってほんとは歳いくつ?」「…50くらい?」一緒にレポートを書いていた大学の友人のケンタウロス。思ったよりも年上だったみたいだ…!同じ時間を生きてない彼らと、〝俺〟がキャンプ先の星空で語る気持ちとは―――。
ケンタウロス2人に挟まれる男の性愛や、平安末期の武士とケンタウロスが結ぶ主従関係、羊飼いの少年と戦場へおもむくケンタウロスの絆、美しい奴隷のケンタウロスと若主人の歪んだ愛……など、さまざまな時代、さまざまな国を生きるケンタウロスたちの、切なく心惑わす異種恋愛譚。実力派・えすとえむ先生が端麗 な筆致で鮮やかに描く、異色のラブストーリー集。
話題になってたこの作品、
1年遅れて私もようやく読んでみたんですけど
すごいですねこれは!人気あるの分かるわ。
えすとえむさんって、個人的にちょっと苦手意識があって
レビューは書いてないんですけど
「ショーが跳ねたら逢いましょう」と「エイジ・コールドブルー」が
ちょっと難解でよく分からず(外国モノ苦手です)
それから遠ざかっていた作家さんでした。