この雪がとけて春になれば きっと俺はほどなく
大人になるだろう そうしたらずっとおまえを守る
だからいなくならないでくれ ・・・にいさん
<あらすじ>
冷たく深い山脈 捨てられた兄と弟
兄のチルチルは煙草二本で男と寝るあばずれ。そして、自分たちを捨てた父親を待っている。弟のミチルはそんな兄に不思議な感情を抱く。半分だけの血のつな
がりが、そうさせるのか…それとも違うなにかがそうさせるのか…そんな思いを抱いていたある日、行き倒れそうな軍人をみつける二人。時が止まった銀世界…
しかし日々は静かに流れゆく。通り過ぎてゆく人々、季節の中で互いに呼応する魂の辿り着く場所は…?
冷酷な銀世界の山奥にあるホテルで
自分を捨てた父の帰りを待ち続ける兄弟・チルチルとミチル。
まるで童話のようなお話ですね。
今の季節にぴったりだなーと思って読んでみたんですけど
すごいお話だった・・・
絵はかわいいのに結構えげつないお話だったw