その夜のオレは まだ気づいていなかった
この身を焦がす恋の始まりに
<あらすじ>
「誠実で優しくて仕事に理解あって絶対浮気しねー恋人募集中のゲイいない?」 はじまりは弟・明雄からの一本の電話だった。 人気翻訳家の広樹は本気の恋をしたことがなく、自分の容姿が他人にどんな影響を与えるかよく知り、真面目な恋愛など馬鹿にしていた。 ところが、弟のもとを訪ねた広樹はそこで真面目で地味な男、三浦と知り合う。 最初はおもしろ半分で三浦とつきあい始めた広樹だが……
本気になれなかった男が本気になった時、恋は人を愚かにする!?
待ってました!!!!!!!!1(興奮しすぎ)
上田規代先生の3冊目のコミックスにして初の長編ものです。
わたくし、上田先生大好きなので
小説の挿絵だけじゃなくて漫画ももっと出して欲しい!
ぜひよろしくお願いします。(誰に言っているのか)
自由奔放で遊び人の広樹は
弟の職場の先輩・三浦と出会います。
真面目で一途な三浦を軽いゲーム感覚で口説き、
つき合う事になった2人ですが
こういう、オレ様っぽい男が真面目な人にどんどんハマっていって
ボロボロになっていく様を見るのは
すごく楽しいですな!
「こんなのはただのお遊びだ」と言いながらも
だんだん本気になり始めている自分に気付いて
わざと悪態ついたり
ついにはストーカーみたいな事までしたり
素直じゃない所に萌えますw
そして、一方の三浦がコレまた
広樹にもったいないくらいの優しい男なんですが
「初めて恋人と一緒に買い物をした」とか
「初めて一緒に手をつないで歩いた」とか
(アンタ今までどんな男と付き合ってたんじゃ!)
広樹のささいな気まぐれでも泣くほど喜んだり
振り回されて赤くなったり青くなったりするのが
可愛いやら可哀相やらでめちゃめちゃ萌えました。
そして、ラストの
「お前が側にいてくれるなら
土下座だって何だってしてやる」という
意地もプライドも捨てた広樹のセリフもすごく良かったです。
三浦さんは広樹じゃなくて
弟の方とくっついた方が絶対幸せになれたと思うんですけど
きっと、そのカップリングだとあんまり萌えないんでしょうな・・・
ただ一つ、
三浦さんがパチンコをやるという設定だけは
蛇足だったような気が・・・
キャラに似合わなすぐる・・・w
エロ
★★★
萌えた
★★★★
切ない
★★★★
笑える
★★
買って良かった
★★★★
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