余計な物全部捨てた慎也そのものって見てみたいなぁ
下品なセックスって もえるよ?
コミック
児島 かつら
ソフトライン 東京漫画社
平均評価:
<あらすじ>
幼い頃から自分の性に対する異常に確信があった慎也。一生隠し通す事を決めて彼女ができた矢先、同じ大学の男からの告白。「自分の性癖、気づいてんでしょ?」 驚きと同時に安堵感。境界線に立たされた慎也。『解放』か『閉鎖』か?
メガネ、オヤジ、ヘタレでシリアスからラブコメまで書下ろしを含む6編+オマケを収録した待望の初コミックス!甘くてちょっぴりビターな児島ワールドへようこそ。
ハイ出ました。
「下品なセックスって もえるよ?」
これは今年のBL流行語大賞に当確です。
まだ4月だけどね。
しかも2年前の本だけどねw
個人的に大ヒットの本です。
絵はスッキリ系で、ストーリーがしっかりしてます。
短編集ですが、それぞれ短い話の中に
ちゃーんと萌えや切なさが詰め込まれていて素晴らしい。
・チョコラート
先生×生徒。
「からかわれてる?」と照れる先生がマジ可愛い。
メガネの描き方いいですね~
正直、かなりありきたりの設定とストーリーですが
なんだか光るものがある。
音楽とチョコレートという小道具もイイ。
・甘い生活
同棲カップルと、それを取り巻く家族の話。
「Weddingって書いてあるよ?」
「(耳まで真っ赤になりながら)・・・ダメ?」
の所に
萌えすぎて禿げそうだった件。
ダメな訳あるかい!
大歓迎だ!
すっごいキュンキュンきました、このカップル。
一人になったら部屋の片付けもままならないとか
仲直りの言葉が「一緒に片付けしてくれる?」とか
すげー可愛い。(じたばた)
しかし家族が皆、あんちゃんと洋平の関係を
ナチュラルに受け入れているというのはどうかと思ったw
その辺、シリーズとして深く掘り下げてくれたら
単行本買ってもいい。(何様だよ)
・ミルフィーユ・オ・フレーズ
高校生×スーパーの店長(オヤジ)。
オヤジ受けきたーーーーー
いや、本当はHシーンが無いんで
どっちが受けか分かりませんけど
私はオヤジ受けだと信じて生きていきます。
描き下ろしの
『追加!いちごちゃんは熟れたのか?!』
というタイトルがもうwww
・蜂蜜の味
表題作。
彼女と付き合い始めた途端、男に告白されて
さらに、ずっと隠してきた自分の性癖を見抜かれた慎也。
このまま自分の本能を押し殺すのか
それとも解放を選ぶのか。
境界線に立たされて揺れ動く慎也の気持ちが
すごく良く表れていると思う。
解放した時の、
言葉もあえぎもないHの描写が秀逸。
やはり下品なセックスはもえるんですねw
女の子が「優」、男の子が「雄」で、同じ名前という所がニクい。
そして「口に広がる雄の味」という言葉。
「ユウ」と「オス」をかけている所が上手いです。
今まで読んだ短編としてはNo.1かも。
・甘味の配合
仕事で色々追い詰められて
ヤケになってしまう瞬に
文句ひとつ言わず優しく包み込んでしまう雅巳さんが
かっこよすぎて惚れました。(告白)
これ、普通に男女として読んでみても感動できると思う。
・シュガーレス
優しくて優等生な恋人に、
なんとなく物足りなさを感じていた千明。
しかし、そんな千明を見抜き
突然「抱きたい」と詰め寄る教師の田島。
ようやく「ピッタリ合う人」を見つけた二人の
Hシーンがめちゃめちゃエロいです。
作者が
「嗚呼、おしり!オシリ!OSHIRI!!」
と騒いでいるだけあって
いい尻も拝めますw
という訳で、すべてスイーツ繋がりになっています。
私は甘党男子が大好物なので
読んでいて楽しい漫画でした。
そして、この方の描く女の子の絵と
ギャグ絵が私のツボ。可愛い。
この本が出てから2年経ちますが
児島さんの本てこれ以外出てないみたいですね。
作家買いしようと思って調べたら1冊しか無いんだもん。
雑誌にもあまり登場してないっぽいのですが
巷での評判もけっこう良いみたいなのに何故!
エロ
★★★★☆
萌えた
★★★★★
切ない
★★★★☆
笑える
★★★★☆
買って良かった
★★★★★
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