朝丘戻。さん原作。
テクノサマタさん描き下ろしのジャケ絵が素敵です。
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あめの帰るところ
日野聡×梶裕貴
ascolto(アスコルト) 2012-01-27 |
<あらすじ>
「離れたくないって想ったら、寂しくなったよ」そう告げたのは、飄々として不躾で、どこか寂しげな予備校講師の能登先生だった。高校生の千歳は、優しすぎる彼 の恋心に翻弄されながらも、幸福な時間を積み重ねた。ふたりきりの教室、一緒に見た花火、朝焼け……。けれど、それは一瞬にして千歳の中から消失した ──…。恋を初めて知った能登と、恋を忘れた千歳の抗えない想いは……。
(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
泣いた・・・
目が腫れるほど泣いた・・・
CDの前半が、すごく穏やかで優しい物語だったので
これは途中で眠ってしまうかもしれないな~と思って
布団に入りながら聴いてたんですけど
眠ってしまうなんてとんでもない!
温かくて萌えて切なくて苦しくて、嗚咽を漏らすほど泣いたww
とっても幸せで、ラブラブだった2人が
記憶喪失によって引き離されるというストーリーなんですけど
そのままリピートボタンを押して
最初から聴いてまた泣いてリピートして・・・と
結局、2日間で6回くらいは聴いたかな。
エロがほとんど無いのに
こんなに繰り返し聴きたくなるCDは初めてでした。
一応、初エッチのシーンはあったんですけど
「ゆっくり慣らしていこうね・・・」って途中でやめちゃうんですよ。
信じられる?
好きで好きで、大大好きな人と初めてエッチできたのに
途中でやめるんだよ?wwww
普段なら「途中でやめないでよおおおおおおお」
ってなる所なんですけど
この作品はエロなくても全然満足できました。
最後まで聴くと「あめの帰るところ」っていうタイトルの意味が分かって
また泣く・・・という繰り返しですよ。
そら目も腫れるわ。
やはり特筆すべきは日野くん・梶くんの演技です。
お2人の言葉がすごく耳に優しくて、柔らかくて
甘々なこの作品の雰囲気にすごく合っていたと思います。
攻の先生はとても独特な言い回しをする人で、
「帰ったら一緒にお風呂入ろうね!
ちゅうちゅうしようね!エッチしようね!」
って、あめちゃんを想うあまりテンション高くなる前半は
ちょっとびっくりして(というか引いて)しまったんですけど
あめちゃんに対する言葉のひとつひとつがすごく優しくて
ふわふわと温かくて
こんな風に人を愛せると素敵だろうなと思わされます。
先生を追いかけて京都まで来たあめちゃんに、
「ご家族に何て説明したのか言ってごらんなさいよ!」っていう
言い方がなんか可愛らしくて笑えたww
そして、あめちゃん役の梶くん。
ほんとに最近すごく演技が素敵になったと思う!!!
「侘びとエロスのお稽古」より更に良くなってるなー
あめちゃんが声を震わせたり涙を流したりするたびに
(´;ω;`)ううう・・・ってなりますww
これは梶くんファンは必聴だと思いますよー
「次は俺がプロポーズの言葉を言うね、絶対に」
「一緒におじいちゃんになろうね。長生きしてあめちゃんを看取ってから死ぬよ」
「今日も好きだった。明日も大好きだよ。」
「簡単に忘れられる恋なら、初めからゴミなんだよ。」
・・・などなど、セリフのひとつひとつが非常に印象的。
原作の小説が読みたくなります。
(カットされてるエピソードとか沢山あるんでしょうな)
ほぼ2人きりの会話劇だし
余計なエピソードを極力省いたシンプルな作品という感じで
最後はちょっと物足りなさを感じたり
色々ツッコミたい点もあったりしたのですが
素直にいいお話だなーと思いました。
記憶喪失モノという設定が苦手でなければ
ぜひオススメしたいCDです。
あーなんかすごく長い感想になってしまったw
1. 本当に。
原作がすごくすごく良くて、BLでこんなに泣かされたのも初めてで、大事にしたい宝物な作品です。
少し変わった能登先生と、あめちゃんの話ですが、二人の互いを想う気持ちが優しくて、切なくて。
喪失という悲劇に振り回されて、それでも一緒にいることを選んでくれた先生が、救われたのか否か。「あめちゃん」に、こだわって、「ちいさん」を受け入れられない先生が、哀しかった。
でも「ちいさん」も「あめちゃん」なんですよね。忘れただけで。
「あめちゃん、元気ですか」って、ちいさんの中のあめちゃんに語りかけるシーンに、号泣しました。
「おやすみ、ばいばいね。ゆっくり眠りなさいね」このセリフは、辛かった・・・;;
原作読んで、吐きそうになるくらい泣いた所ですw
CDでは、日野さん・梶くんの演技が素晴らしくて、この二人で良かったなって、純粋に思いました。
「今日も好きだった」
この言葉、すごく好きだな。幸せな気持ちで、今日を終われる。安易だけど、心を温かくしてくれますね。
タカジョウさん、原作も是非読んでみて下さいな。オススメですv
>ayahitoさま
本当に、吐くくらい泣くっていうのが分かります・・・
私もayahitoさんのコメント見ながら今泣いてますwww
原作、読んでみたくてamazonの試し読みでチェックしてみたんですけど文章も挿絵もすごく素敵で・・・おそらく近いうちに買ってしまいそうな気がしますww(小説は手を出さないって決めてるのに!!)
前半の2人がすごく幸せそうだった分、後半の喪失感が凄かったですよね。「ちいさん」の幸せを願って身を引こうとする先生に号泣・・・
>「あめちゃん、元気ですか」
>「おやすみ、ばいばいね。ゆっくり眠りなさいね」
そうなの・・・私もこの辺で涙腺崩壊でした(´;ω;`)
先生は何も言わずに身を引こうとしているのに、そんな事言ったらあめちゃんとの関係がバレるんじゃないか?とツッコみたい気持ちもありましたが、切なくて苦しくて・・・
>「今日も好きだった」
このセリフ、私もすごく好き!
留守番電話ですごく優しくこのセリフを言う梶くんが素敵すぎて惚れかけました・・・!
月曜日の朝やけのくだりも、情景が目に浮かんでくるようで素敵だったなー。
記憶喪失ネタって、お決まりだけどやはり切なくて良いです。いい作品でした!