母親が出て行ってしまい、兄と2人で暮らしていた幸司は
ある日突然、兄の恋人（男）を紹介されます。
男の人だった事には多少びっくりしたものの
家族が増える事はとても嬉しかった幸司。

この弟がね、すっごく健気で可愛いんですよ！！！
母がいつも父から殴られていた姿を思い出して
兄の恋人も出て行ってしまうんじゃないかと
いつも悪い方に考えてしまうんですね。
こんなに小さくて可愛い子なのに、
大人の顔色気にして生きていくなんて哀しい。

3人でぎゅーっと抱き合って涙するシーンは
思わずダダ泣きｗｗｗ


そして後半からは、高校生になった幸司が
バイト先の先輩（男）から告白される所から
物語がスタートします。

他に気になる人がいたし、スルーしていたんだけど
だんだん自分にとって大事な存在であると気づき
好きになっていく幸司。

嬉しい事があって心臓がバクバクして、
「それがなくならないうちに会いたい」っていうのが
なんかすごく可愛いなと思った！
そして、気持ちが通じ合った瞬間に
「生きてて良かった」って泣く先輩も可愛いｗｗ


平喜多先生の作品て、すごく繊細ですよね。
エロはあまり無いんだけど
（この作品ではチューまでです）
すごく満たされるというか
普段は気にも留めないような小さな幸せに
気づかせてくれるような作品だと思います。

登場人物がみんないい人で
どちらのカップルも幸せになってくれればいいなーと
思える一冊でした。
ほっこり温かい気分になりたい人におすすめです。


エロ☆
萌えた★★★★
切ない★★★★
笑える★★
買って良かった★★★★

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