男から好かれる事が当たり前に用意されてる女がずるい
女なんか この世から消えればいい
<あらすじ>
本当はただひとり、自分を愛してくれる人がいればいい。男達と体だけの関係を持ちながらも、そう願う永瀬が出会ったのは地味で恋愛にも興味の無さそうな大学の先輩・樋口。無口で無表情な男だが、接するうちに知る優しさに永瀬はどんどん惹かれていく。幸せになりたい、愛されたい、樋口への募る想いは果たして―…。
懐十歩さんのデビューコミックスでしょうか。
(なつきじっぽさんとお読みするらしいよ!)
「強面な男のナイーブな恋を描いた花屋さんシリーズ」
という一文に惹かれて買ってみましたww
カバー下にも漫画がありますので読むのをお忘れなく。
■枯れた花に恋の水
怖い顔のせいで「ヤクザ花屋」と呼ばれているお花屋さんと
店長に熱烈アタックする青年・八田くんのお話。
BLってヤクザ系のお花屋さんのお話
けっこう多いですよね?
やっぱりギャップが良いのかな。
男の人が花に囲まれて仕事してるって可愛くていいよね・・・
このお話の店長さんはコンプレックスの塊で
自分を好きになる人なんて居ない!とやさぐれてる人。
「花に囲まれた曹介さんの なんと可愛らしい事か!」と
押せ押せで言い寄ってくる八田くんのポジティブさが
すごくピッタリでしたねー。
ただ、このカップルは八田くん×ヤクザ花屋で
受け攻め逆だと思っていた私は
若干戸惑いました・・・
店長が恥ずかしがる姿は確かに可愛かったけど
個人的にエロはそんなに萌えなかったなww
■狼に魔法を
ゲイの男の子が、たった一人でいいから
自分を好きになってくれる相手がいればいい、と
必死になって相手を探すお話。
何人か恋人のような関係にはなるんだけど
結局男だからって拒否されたり、遊びだったり・・・
セフレで肉欲は満たされるのに
心も欲しいと願ってしまうゲイの哀しさ
を描いています。
ゲイと知っても変わらず接してくれた大学の先輩と
付き合う事になるんですが
この先輩は表情が変わらなすぎて
何を考えているのかイマイチ分らないですね・・・
でもちゃんと自分を愛してくれる恋人ができて
本当に良かったなーと思ってしまうお話でした。
たった一人の恋人が欲しいだけなのに
適当な男とえっちを重ねて
ハズレを引き続けるなんて悲しいもんね。
微妙な気持ちの移り変わりを丁寧に描いていて
読ませる作品だなーと思いました。
私はキャラクターがあまりツボじゃなかったんですけど
表紙を見て好きそうだなーと思った人には
おすすめできる一冊だと思います。
読んだあと、じわじわ幸せな気持ちに
なれる作品ですね。
エロ★★
萌えた★★★
切ない★★★★
笑える★★★
買って良かった★★★