・・・不毛だなぁ あなたの為に何かしたいのに
傍に居るだけで迷惑をかけるなんて
<あらすじ>
大学生の岩井は、ある日、菌類学者の助手のバイトを紹介される。訪れた先で待っていたのは、室田という気難しそうな男だった。最初は不安を感じていた岩井だったが、室田の教えてくれる未知の世界に触れたり、生活能力のない室田の世話を焼いたりする毎日は、楽しいものだった。そんな時間の中、岩井は次第に室田に心惹かれていき……
この本、すごく評価が良いみたいなので
ずっと気になってたんですよー!!
キノコとか魚とか狐とか、色々なモチーフの短編集なんですけど
絵の書き込み具合がすごくて
あまり漫画っぽくない作風というか・・・
これ描くのすごく時間かかるだろうなぁーと
余計な心配をしながら読んでしまいましたww
とっても異質で、不思議な雰囲気なんだけど
BLとしての萌えはしっかり詰まっている一冊だと思います。
■爪先に光路図
菌類学者の助手をする大学生のお話です。
気難しそうな男だけど自分だけには心を開いてくれて
色んな事を教えてもらううちに好きになってしまうという、
ストーリー的にはよくあるお話なんですが
一見、難しそうな設定に思えるんだけど
ぜんぜんそんな事なくて、するする読めました。
私この作品すごく好だった!!
無愛想でちょっと鈍感な学者と
迷惑をかけたくない、と身を引こうとする大学生の
焦れ焦れな感じにキュンとしてしまいました。
山の中でたった2人しかいないという不思議な閉塞感が
想いが通じるまでのドキドキ感と妙にマッチしていて
独特な萌えがある作品ですね。
この世の中で世界最大の生物は
山ひとつ分の菌床を持っているキノコだという
ちょっとした雑学も得られる素晴らしいお話ですww
■さかなの体温
何も無い空間に、魚が回遊する様子が見えるという
特殊能力を持った男の子のお話です。
眠った人からすーっと魚が出てきて
そこらへんを泳ぐ描写がとっても綺麗!!
学生のほのかな気持ちを上手に表現していて
素敵な世界観だと思いました。
■八月、夏の底
田舎のおじいちゃんが亡くなったあと
少年に化けたキツネが現れるっていうお話なんですけど
なにこれ泣いた・・・
おじいちゃんが罠にかかったキツネを助けて
キツネの恩返し的なお話で
BLっぽさは薄いんだけど良いお話でした。
描き下ろし部分のエピソードがまたニクいな!
とにかく絵の美しさに惹かれる一冊でしたが
この魅力を伝えるの難しいですねww
初コミックスでこのクオリティだなんて
この先が楽しみな作家さんだなーと思いました。
エロが無いのがちょっと残念なんですけど
次の作品はちょっとだけでもいいから
エロを期待してます!(必死)
エロ
萌えた★★★★★
切ない★★★★
笑える★
買って良かった★★★★★
1. そうなの。
葉っぱとかキノコとか、綺麗なの。
背景だけでも描くの時間かかったろうな。それとも今はデジタルなのか?
お話としては、静かに、淡々と流れていってる印象でした。
室田に少しずつ惹かれていく様子とか、2人のやりとりとか、丁寧に描かれていて、読後感がとても良かった。
これでエチがあったら滾るんだけどwww
青井さんて、どんなエロ描くんだろ。気になるわ~・・・なんだかすごく上手い気がするw
次の作品はエロありが読みたいですね!
えろえろ言ってますが、作品の流れとかで、全く必要無いエロシーンは無くて良い派です。(そりゃあればウハっとするけどサw)
最近のって、急に躊躇なく始まるのも多いんで、どこに萌えを感じるか、そういうのも大事だなって思いました。
余談。ルネッサンス吉田さんのを読んだんですけど、こっちのはエロ無くしては語れない作品でした。ハードでw
>ayahitoさま
あの背景ってどうやってるんだろう?細かいから写真を取り込んでるのかな?って思ってしまった・・・
>これでエチがあったら滾るんだけどwww
ですよねwww
すごく静かな雰囲気で良かったし、これはエロなくて全然萌えられる作品だったけど、エロも読みたいっていうワガママwwエロは描かれない方なのかなぁ?
裸体とかぜったい上手い気がするので、次はぜひ描いてもらいたいですね!
>ルネッサンス吉田さん
この作家さんのは茜新地~ってやつを一応持ってるんですけど、ずっと積んでるんですよねー。確かに絵がとっても独特ですよね!エロでハードなら読もうかなぁ(どんな理由だ)