同い年の弟でもできたような感覚
でもどこかくすぐったいような感覚
鈴木が笑うたび体の芯があたたかくなる 奇妙な違和感
<あらすじ>
見かけたのは三年ぶりだった――。中二の春、斉藤は鈴木と同じクラスになった。一年のときにいじめられているところを斉藤に助けてもらい、友達になれたら
と思っていたとはにかむように笑う鈴木。斉藤は、次第に鈴木のことを意識しはじめ関係が変化していき・・・!?後編67P描き下ろし。表題作ほか「僕らに
まつわるエトセトラ」の続編「僕らの明日の方程式」、「その手から伝わる」を収録。
「僕らにまつわるエトセトラ」の続編が読めるという事で
楽しみにしていました!
だってアレすごくいい所で終わってたから・・・一応、今までのあらすじもちゃんと載ってはいますが
初めての人は前作を読んでからの方がいいと思います!
他、2作品が収録されている短編集です。
■僕らはそれを否定できない
中学生の頃、付き合っていた2人が
すれ違いのせいで別れてしまい
そのまま何年経っても忘れられずにいるという
とても青くて切ないお話です。
中学生のお話って最近あんまり見ない気がしますけど
若くて未熟すぎる2人の無器用な感じが良かった~
付き合い始めとか、初めてエロい事する時とか
ドキドキがこちらまで伝わってくるような緊張感ww
「俺達、悪いことしてると思う?」っていうセリフ
背徳的ですごく良かったんだけど
そのせいですれ違ってしまうとは・・・切なかったなー。
あと、高校時代の鈴木の友達がすごくいい人で
もう付き合っちゃえばいいじゃん!と思ってしまったんですけど
良いカップルになりそうだよね・・・あの2人。
(ピアスあけるシーン、エロが始まるのかと思った)
■その手から伝わる
幼なじみのイトコ同士のお話。
短くて「これから」って所で終わっちゃうのが残念。
小っちゃい頃の2人が可愛かった!
■僕らの明日の方程式
幼なじみから恋人同士になった郁と恵太。
高校3年生になり進路に悩むというお話です。
いやーーーー嬉しかった!
だって2人のエロがあったんだよ!?前作がどんなんだったかレビューを読み返してみたら
「エロが見たかった」みたいな事を4回も書いてるしww
エロが無かったのが相当欲求不満だったので
今回は非常に満足でした!前作から5年越し!
郁の方が受(だよね?)だったのが良かったし
乳首責め最高でしたありがとうございます(土下座)
どれも若さ溢れる短編集でした!
若いせいか、短髪キャラが多いんですけど
私はもうちょっと髪長いほうが好みです・・・
でも九號さんの絵好きです・・・デビュー作以来の現代モノの短編集ということでしたが
もっと現代モノの長編、描いて欲しいなー!
(他の既刊作品は難しそうで手を出せないでいる)
エロ
★★★
萌えた
★★★
切ない
★★★★
笑える
★
買って良かった
★★★★→九號