この作品、ゲイという同じ悩みを抱えている三島と桐野が
なんだかんだで恋人同士になって
どっちが上だ下だっていう話になると思ってたんですよ。
(どっちも受け受けしすぎるけど・・・)
ノンケの夢野はエッチの寸前でやる気が萎えてしまったし
結局ゲイはゲイ、ノンケはノンケ!
っていうお話だと思ってた。
でも、すごく読ませる話でしたね。
それぞれが自分の行く道を決断するシーンでは
涙が溢れて止まりませんでした。
もう・・・切ない・・・
同性愛の切なさがつまってる・・・ゲイとして生きていくことを決めた者も
普通の人間として結婚することを決めた者も
どちらも幸せそうに見えるんだけど
それぞれの結末が何ともやるせなくて
すごく胸にグッとくるものがあるラストでした。
だんだん手の節が目立ってきて
声も低くなって、スネ毛も濃くなって
学年で一番背が高くて苦しかった、と笑う桐野の
笑顔が最高にツラかった・・・
いやBL的にはゴツくても背が高い受でも
全然美味しく頂けるんですけどたった一夏の間、パンドラの箱を見せ合った2人が
秘密を共有したまま二度と会わない事を選ぶっていう
なんとも言えない哀しさが良かったです。
2人はカップルでは無いけど
やはりこの作品の主人公はこの表紙の2人なんだろうな。
三島をレイプしようとした先生だって
すっごく猟奇的で怖かったけど
パンドラの箱さえ開けなければ
普通でいられたかもしれないと思うと切ないですね。
相変わらずギャグパートも多くて
思わず吹いてしまうコマもたくさんあったんですけど
(脇役のキャラクターデザインが色々酷すぎるww)
ギャグの永井先生しか知らない人にも
ぜひ読んでみてもらいたい作品です。
BLかと言われるとちょっとBLっぽくないお話ですが
シリアス中心な永井作品もすごく良かった!
エロ
★
萌えた
★★
切ない
★★★★★
笑える
★★★
買って良かった
★★★★★→カテゴリー 永井三郎
1. 無題
泣けました!すごく!
永井さんのギャグもすっごく好きなんですけど、
シリアスな話もすごく良かったですーー!!
絵がとてもきれいなのでさらにお話が素敵に見えます。
今回は考えさせられる話でした。
ゲイであることはいけないことなのか、
男を好きになるとはどーゆーことなのか、
三島、桐野、夢野がそれぞれ真剣に考えていて、
でも周りの噂や意見にも左右されちゃって
それでもやっぱり自分の答えを探していって…
うまく言葉にできませんが、
読んでいて私も真剣に考えていましたw
心に残っているのはやっぱり最後の
三島と桐野が東京を目指したところです。
「楽しかった」と2人で言う場面はすごく切なくて…
みんなが大人になったところもそれぞれ幸せそうなんだけれども、
でもどこか寂しいような切ないような感じがして、
読んだ後しばらく放心状態でしたw
永井さんの作品はこれまでギャグ満載で楽しくて好きでしたが、
シリアスで切ない話を読んでさらにさらに永井さん好きになりました!!
次回作も楽しみですー^^
>のの様
絵があんなにキレイなのに、ギャグの所の崩れ方が酷いのも素敵です(褒めてます)
>読んでいて私も真剣に考えていましたw
この作品は考えさせられましたね。田舎っていう閉鎖的な所でゲイとして生きるというのがどういう事なのか、誰が正解っていう訳ではないんだろうけど皆それぞれ考えた結果だと思うとそれもまた素敵ですよね。洞窟の中でエッチな事して、ちんこ見た瞬間に萎えちゃうとか、意外とあれがリアルなのかもなと思いました。
読んだ後で方針状態になるの、分かりますw
次回作も楽しみ!(シリアス中心だといいなぁ)