・・・肉欲を抱いて頂けるんですか
女性ならともかく僕に肉欲を抱いて頂けるなら
脈ありと思っても・・・いいですか?
<あらすじ>
のどかな片田舎で一人のんびりと暮らす良太郎(りょうたろう)。そこに、謎の青年・渉(わたる)が近所に引っ越してくる。他人と接するのが苦手な良太郎だけれど、柔らかな笑顔を向ける渉を何故か拒めない。ゆっくりと優しい時間を過ごすうちに、二人の距離は縮まっていくけれど──!?
期待を全く裏切らない内容でした!
何と言うか・・・すごく真っ当というか
温かいというか正しいというか真っ直ぐというか
とにかく真面目でしっかりしたお話です。
小学生の道徳の時間に読み聞かせたい感じの内容ww
(エロだけはダメだけどね・・・エロだけは・・・)
トマトとかピーマンとか野菜が食べたくなります。
田舎で一人静かに暮らしている良太郎は
近所に引っ越してきた謎の青年・渉が
初対面なのに結構グイグイ来る事に戸惑っていました。
ニコニコ近づいてくる渉の事をめんどくさく感じて
一定の距離を保とうとするんですけど
ついつい世話をやいてしまうというストーリーです。
これ・・・良太郎の気持ちすごく分かるなー!
私も「嫌われたくない」と思っちゃって
他人になかなか心を開けないタイプなので
グイグイ来られてどうしよう・・・と悩む姿には
非常に共感させて頂きました。
「良い感じのこと言うのやめて!!たたみかけないで!」
って心の中で叫んでるのは笑ったけどw
でも、渉はすごく不器用な良太郎の心の中にも
スルッと入ってくるくらいすごく良い人で
育ちが良いし言葉遣いも良いし
所作がいちいち丁寧な人なんですよ!
初めてエッチする時にちゃんと準備してきて
ゴムとローションで慣らす必要があるとか
浅い所に前立腺があるとか
すっごく丁寧に話し合う姿を見て
なんて真面目な人なんだ!と思ったよね・・・
普通そんな暇あったらすぐ押し倒されるよ!w
それに、今回のお話は雲之助さんの作品の中で
いちばんエロかったんじゃないかなー
ローション使ってたせいもあるけど
やけにぬるぬるで汁だくでした!いいぞもっとやれ!
田舎生活のゆったりした空気感と
2人の静かで優しい雰囲気がすごくマッチしていて
きちんとしたお話だなーと思いました。
「あなたが親切にするからいけないんですよ!」って
好きになってしまった原因をめぐって喧嘩するシーンなんて
壮大なノロケを見せられて
砂を吐きそうになりましたw
BLによくある、恋敵だのレイプだのといった
独りよがりな感情とは程遠い、ふわふわした一冊です。
かわいかったなー。
エロ★★★
萌えた★★★★
切ない★★
笑える★★★
買って良かった★★★★