愛しのココ 僕がいなくなって
悲しんでくれる君がいたら 少しうれしい
<あらすじ>
そこは夢の世界。人間は動物に、動物は人間に種族を変えて愛おしい生を共におくる。鬼才SHOOWAがボーイズラブの新境地を拓く、切なく野性的な人外ファンタジー。
SHOOWA先生の新作は
切なく野生的な人外ファンタジーだそうで・・・
この作品は、読む前から難解っぽい匂いがプンプンしていて
ちゃんと楽しめるかどうか不安だったんですよw
でも、SHOOWAさんならではの脱力感があって
読んだ後にじわーっと涙が出てくるような
素敵な一冊でした。
BLというカテゴリーに納まらない作品な気がする。
すごく感想書きにくい作品だけどすごく好きでした!
■第1話
(人間とブタ、そしてカエル。呪いを受けた君に恋をして――。)
人外ファンタジーというか擬人化?なんですかね。
人にウサ耳が生えていたり、
カエルの着ぐるみみたいなのを着ていたり。
全く説明が無いまま話が進むので
最初は何のことやらよく分からない童話みたいな感じですけど
ラストに近づくとようやく謎が解けるって感じの構成です。
呪いにかかって好きな人と愛し合えなくなるっていうのは
すごく切ないですよね・・・
世界観がファンタジーだからほんわか系にまとまってますけど
これ普通に描いたらすっごく泣ける話だと思う・・・
■第2話
(狼が育てたのは猫科のハーフ。狼は見届けたい、愛し子を。)
恋多きココの親代わりとしてずっと育ててきたウルフが
自分の寿命が近いことを悟っていて
それでもココの幸せを祈って静かに姿を消すという・・・
ウルフはココが好きだったんだよね。
そしてココも自覚してないけどウルフが好きだったと思いたい。
このお話が一番BLっぽかったし
一番好きでした。
読み返せば読み返すほど泣ける(´;ω;`)
■番外・蛹の足
(カブトムシの恋を描く異色作。)
カブトムシBL!ww
なぜかコレだけ擬人化じゃなくて普通のカブトムシです。
これは確かに異色作ですね。斬新だわ。
■第3話
(殺し合う人間とウサギの一族。種族を超え、男はウサギの青年に惹かれていく。)
因果応報・・・
ウサギ一族と人間一族は長い間殺し合いをしていて
その連鎖を断ち切るためにオーウェンは頑張っていたけど
オーウェンとタドタはようやくニィーニの森に来て
一緒に幸せになれるはずだったんですね。
これを読むと、第1話が理解できる作りになってるんだけど
これの後にブタになっちゃうと思ったら切ない。
BLというよりも普通に童話のようなお話でした。
萌える!っていうよりもいいお話だな~
ニィーニの森というのは満月の夜になると
願いを叶えてくれる妖精が出てくる不思議な森の事ですが
管理人であるニィは
物語には絡まないんですね。
可愛かったのに・・・
独特の世界観が出来上がっていて、素敵な一冊でした。
ぜんぜん上手く感想書けないけど好きだった!
この本で一番出番が多いのはオーウェンとタドタだけど
表紙カバーにはココとウルフが描かれてるんですね。
やっぱりこの2人の話が一番物悲しくて
印象深いから個人的には嬉しかったです。
続き・・・続き読みたいよウルフ・・・
エロ★
萌えた★★
切ない★★★★★
笑える★★★
買って良かった★★★★
1. 無題
カブトムシって!
擬人化無しってww
描ききったSHOOWAさんに拍手喝采です。
初めは何だこれって思いながら読んでたのですが最後は良かったね~と目頭熱くなったわww
あと、ココとウルフ。これは泣きますね!これメインでもっと読みたかった~悲しい結末しか考えられないですが。
で、肝心のメインのお話ですが、私、オーウェンがそこまでタドタに惚れてたっていうのがよく分からず、あと登場人?物の名前と顔が一致せず何度も読み返してしまいました。
1話目に繋がるんだと気づいたのも途中からで、うーん相変わらずSHOOWAさん、難しい…
>あべべ様
最初は本当に謎だらけだったんですけど、読み終わると感動しますね。SHOOWAさんならではの雰囲気でした。
>ココとウルフ
これはもっとお話膨らませそうですよね。いっぱい読みたかったー!
悲しい結末しか考えられないし、それが自然の摂理なんだろうけど・・・あー悲しい!幸せになって欲しかったですー!
>相変わらずSHOOWAさん、難しい…
ほんとですね・・・
私も1度じゃよく分からずに何度か読み返しました。
1話のブタとウサギが入れ替わるくだりも、どういう事なのか分からず2,3回読んでやっと分かりましたからww
だんだん理解してくると良いお話だったなーって思えるから良いですけどねー^^