ほとんど脅迫のような所から始まった
宮田さんと伊倉さんの関係は、
ちょっとぎこちないながらもちょっとずつ進展して
ようやく、エッチできる位になりました。

でも宮田さんはまだ、受けの立場が居心地悪いようで
エッチした後に体拭かれたり、
ヨロヨロ歩いていたのを手伝われたりしただけで
女みたいに扱うなって激怒しまうんです。
こういう、宮田さんの
「攻めとしてのプライド」みたいなものを
少ーーしずつ伊倉さんに崩されていく様子が
とっても楽しかったですね。

宮田さんって結構可愛げが無いというか
エッチが気持ちよかったとか、
合鍵もらって嬉しかったとか、
なかなか素直になれない人なんですけど
３巻ではだいぶ態度が変わりました！

伊倉さんとのことをちゃんと真剣に考えてるし、
何より、自然な笑顔が出てたのがすごいと思った！
今までの事を思うと
宮田さんが笑うなんて奇跡みたいなもんだよｗ
あの宮田さんを素直にさせるの相当大変だろうに
伊倉さん頑張ったね･･･！（なぜか母親のような心境）


この作品は、
宮田さんの攻→受の変化も面白いんですけど
ゲイとバイの違いについてもこだわりを捨てきれず
なかなか自分の考えを折れなかった所も良かったです。
普通のBLだと、本当に好きな人が出来たら
わりとサラッと宗旨変えしちゃう事が多いのに
「バイは女を選べる
保険を持ってるから信用できない」って
ハッキリ言い切る所はさすがだなと思った。

こんなにガンコな人だから
最終的に伊倉さんの愛を受け入れた所を見ると
本当に良かったなーと思ってニヤニヤしてしまいました。


そして！なんと不測ノ恋情もドラマCD化が決定したそうで
前野×遊佐というキャスティングです！
攻がひたすら口説き続けて必死な所と
受がクールなのに徐々に心を開いていく過程が
聞き所ですね。すごく楽しみです！


エロ★★★
萌えた★★★★
切ない★★★★
笑える★★
買って良かった★★★★★