昔、自分を助けてくれた大和を好きになって
学校を転校してまで追いかけてきた紘川。
大和にいつも守られている友人の岬の事が気に入らず
「チビ！」とか「貧乏！」とかイジメるのですが
それを見て怒った大和にお仕置きされてしまうというお話です。

まぁ、もちろんBLなのでお仕置きっていうのは
性的なお仕置きなんですけど･･･
本当は大和にかまって欲しいのに岬をイジめるという
ちょっとひねくれた愛情表現ではあるのですが
大和に会えた時、話せた時に
真っ赤になって嬉しそうにするのがたまらなく可愛かった！
名前を覚えてもらえて壁をバンバンしながら喜ぶ姿が
まるで恋する乙女のようです。


でもクールな大和は、そんな紘川にイラついて
キスしたり手コキしたり･･･こちらもひねくれてるんですね。
それで舞い上がったり、傷付いてしまう紘川がまた可愛いの！
とにかく可愛いの！
この作品の魅力は
とにかく紘川の可愛さだと思う。
（可愛いしか言えなくてスミマセン！）

本当は虚勢を張っているだけで臆病な紘川が
また大和に嫌われるんじゃないかって
声をかけられるたびにビクビクして
「嫌われてるのに期待したくない」って震えてるのが
めちゃめちゃ可愛いんですよー！

そんな紘川が可愛くて、とうとう大和は陥落しますが
好きだと告げられて、全然信じられなくて
「ほんとに？ほんとに好きになってくれた？」って
泣きながら何回も聞くシーンすごく好きでした。
前半めっちゃナマイキだったのに、
このギャップずるい！！


大和が紘川を助けてくれたり、
両親との確執などといった過去のエピソードは
ほんのちょっと匂わせている程度だけで、
ハッキリとは描かれてない所もいいですね。サラッと読めます。
すごく分かりやすくて読みやすい作品でした。
エロが少なかったのがちょっと不満です！ｗ