つまり真人も本当はヤリたくて仕方なかったってことだよな
今日は泣いても止めねぇから
<あらすじ>
学年一位の秀才・岸龍介は、そのプライドの高さから十七年間友達のいない「ぼっち」だった。そこで「高校生活最後の年ぐらいは友達を作ろう!」と意気込むが、周りはすでにグループができており、完全に流れに乗り遅れてしまう。なんとか同じ境遇のクラスメイトがいないか探した龍介は、さみしくひとりで便所飯をしていた「ぼっち」の森高真人を発見し・・・!?
友江ふみ先生3冊目のコミックスです。
短編集なんですけど、
とてもほわほわな感じの
甘ーーい1冊となっております。
ライバルとかが出てこないお話なので
ちょっとドキドキ感は少ない気がしますけど
とにかく可愛いです。少女漫画みたい。
■ふたりぼっちで恋を
「スクールカースト」と「ぼっち」がテーマです。
一人ぼっちの秀才と根暗がなんとなく2人組になって
徐々に仲良くなっていくというストーリーなんですが
2人ともコミュ障すぎて読むのが辛いよ!
私もわりと「ぼっち」寄りの人間だったもので
2人が友達を作りたくてソワソワする所なんかは
非常に共感しながら読みました。
学年一の秀才でプライドが高い龍介は
最初は「仕方ないから俺が一緒にいてやるよ!」と
傲慢な態度だったんですけど
だんだんと真人にメロメロになっていく過程が
とても良かったですねー
それに「ありがとう!」ってニコニコ付いていく真人は
健気すぎるというかアホ可愛いというか・・・
キスはいいけどエッチはダメ!って龍介を拒み出した時は
BLなのに何言っとるんだ!と思ったけど
結局「我慢できないよぅ・・・」って誘う姿は
可愛すぎて床ローリングしましたよ!
■花とメルヘン
各集落ごとに氏神様が住んでいるという
タイトル通りメルヘンなお話です。
都市開発の為に神社を立ち退かせたい議員がいて
神様を守りたい青年が奮闘するストーリー・・・なんですけど
思ったより壮大なお話になっていて
まさか主人公が老いて死ぬまで描かれるとは!w
(いや笑い事じゃないんだけどさ)
恋愛のドキドキを楽しむお話ではなくて
お互いへの愛情の大きさが伝わってくる感動的なお話ですね。
あとがきに、友江さんのサイトURLが載っていたので
ちょっと覗いてみたのですが
やっぱりちょっと前に漫画辞めたりしていたみたいですね。
サイトの更新もほとんどしていないみたいだし
あんまりマメな人じゃないのかなぁ・・・
私は友江さんの漫画すごく好きなので作品待ってますけど
次の作品もそう遠くないうちに読めますように・・・!