不器用で友達が１人もいない七尾が
高校にも行かず家で引きこもっていると
小学校時代に憧れていた同級生・赤星が訊ねて来ます。
少しずつでも学校に行けるように助けたいと
手を差し伸べてくる赤星と一緒に
前を向いて動き出すという青春ストーリーです。

すごくいいお話でした！
小学校の時から憧れていた赤星くんが来てくれて
不器用ながらも外に出られるように頑張る
七尾の一生懸命さが良いですね。

赤星くんも、昔の彼氏が引きこもりになって
自殺未遂まで起こしたという暗い過去があって
しかもそれが親や他の生徒にバレるという
修羅場を経験していたんですよ！
２人とも力を合わせて大きな困難を乗り越えるお話で
とても爽やかだし、
「思春期を駆け抜けるきらっきらの初恋グラフィティ」という
帯の文句がピッタリだなーと思う作品でした。


でも･･･私はやっぱり
この作家さんはシリアスより
ギャグが合ってると思うんですよねー
いいお話ではあったんだけど
いまいちインパクトが弱くてサラッと読み終えてしまいました。
２人がエッチするシーンを読んでも
どっちも受けくさいなーと思いつつｗｗｗ
でも幸せそうで可愛かったですけどね！
元彼の橘高くんの方がBLの攻としては萌える気がする･･･

あと、引きこもりの七尾がヘタレすぎて
あまりキャラ萌えできなかったのが残念です。
いきなり交換日記を提案してきて
早速１０ページ書いたって･･･重過ぎるよ！ｗ
人混みが怖いとか、外に出るとお腹が痛いとか
気持ちは分かるけど、やる事なす事ダメダメすぎて
読んでてちょっとイライラしてしまった･･･
これが受ならドジッ子だな☆って思うけど
攻だったからちょっと萌えるまでは至らなかったかな。


色々文句を書いてしまいましたが
物語としては悪くないんですよ･･･
すごく良かったんですよ･･･
次はギャグが読みたいな･･･