･･･なんで 帰ってきたんだよ 俺なんかじゃなくて
普通の女の子好きになった方が 幸せだったのに
＜あらすじ＞
3年前、2人は沖縄の離島の海辺で出会った。小説家の卵でゲイの橋本駿は、物憂げに過ごす高校生・知花実央が気になりナンパめいた声をかける。日に日に距離を縮めた2人だったが、実央は島を離れることに。そして3年後、島に戻ってきた未央は「3年考えた。男でも駿が好き」と駿に迫る。しかし駿はいざ実央と恋人同士に、となると一歩を踏み出せなくて…。年下フリーターとゲイ小説家のじれったいほど切ない恋。
「心が洗われるようなボーイズラブ」
という宣伝文句に惹かれるように購入しました。
日々の忙しさで心が荒みまくっている私には
丁度いい清涼剤でしたよ･･･
とにかく絵がすごく可愛くってビックリしました。
沖縄の離島で暮らす男の子のお話で
この時期ピッタリのお話です。爽やか！
沖縄の離島で小説家の卵をしながら暮らしている駿は
いつも海辺で黄昏ている美少年を見つけ
ナンパのように声をかけた事をきっかけに
距離を縮めていくというストーリーです。
２人とも可愛くてたまらないですねー。純粋だし。
付き合い始めてからは「今日こそセックスする？」って
実央が誘うシーンが多くなるんですけど
眠いとか準備ができてないとか、何かと理由をつけて
駿がエッチを拒むんですよ･･･
「なんで寝ちゃうんだよバカ」って涙してる
実央がすごく可愛くて可哀想で、
なんでこんなに実央が積極的に誘ってるのに
エッチしないのーー！って頭抱えましたが
駿は今まで自分がゲイだと友達に打ち明けた事がなくて
男性とのエッチもしたことなかったんですね。
しかも、挿れられる方をやりたかったから
自分から言い出せなかったんだな･･･って分かると
すごく可愛く思えてきました。
駿って、なかなか実央に気持を伝えなかったし
アッサリしてる（というか枯れてる？）人だと思ってたので
実央ばっかり盛り上がってる感じがして
なんかバランスが良くないなーと思ってたよ･･･
つき合ってるはずなのに「彼女作ればいいのに」とか
意味分からんかったけど
でも駿は自分の恋愛なんて
絶対叶わないと思って諦めてたんですね。
それはなんか哀しいなー
初エッチのシーンがまた良いんですよね。
２人とも慣れてないから
「挿れられる方」の取り合いしてんのww
挿れる方の取り合いってよく見るけど
挿れられる方の取り合いって珍しくない？
（あ、リバでもいいんですよ？）
１回出して、さらにゴム２枚重ねで挑んでも
結局すぐ出ちゃう実央がクソ可愛かったし
幸せそうに涙する駿もすごく良かった･･･！
主人公２人とも受けくさいなーと思って読んでましたが
読み終わった今、駿が受で意義ナシです！
とにかく、夏っぽい明るさと
カラッとした暑さの雰囲気がすごくよく出ていて
いまの時期に季節を感じる作品としては
とても良いと思います。
雰囲気的に、ナッシングエロ作品かと勝手に思ってたけど
ちゃんとエッチありますので安心してください！
木漏れ日の中で初めてチューして
大きな蝶が飛ぶカンジとか、
ラストシーンの海のパシャパシャとか、
爽やかで雰囲気がすごく良い作品でした。
[20回]
