恋なんか・・・ したくないんだ俺は
不名誉な名を付けられて 後ろ指さされて生きてくくらいなら
一生ひとりで 墓の中だってひとりで・・・
<あらすじ>
ゲイであることを悲観し人との関わりを避けてきた大学生の八潮。ある雨の夜、誰かが玄関を開けようとする音で目を覚ますと、そこには階下に住む大学の同級生・山吹の酔った姿が。仕方なく介抱してやるのだが、それからというもの強引な山吹に部屋に入り浸られるようになってしまい…。
一週間以上、新しい本買ってなくて
かなりホモ不足だったので本屋で新規開拓してきました。
・・・と思ってたんだけど
新規開拓じゃなかった!
私すももさんの本持ってた!w
あー
嫌煙家のテーブルの人だったんですね。
(BL作家さんいっぱい居すぎて覚えられないよぉ)
短編集で、色んなタイプの作品が入っています。
■恋ひぞ暮らしし雨の降る日を
雨が降ると、いつも同じ大学の同級生が
酔っ払って部屋に上がりこんでくるというお話。
ゲイであることを悲観して恋をしないと決めている受の
心の中に強引に入り込んでいく感じがいいですね。
エッチする時、どっちが上か下か口論になって
殴り合いのケンカに発展する所が好きでした。
すももさん、こういうリバカップル好きなのかな・・・
(前作もこんな感じのがあったと記憶している)
でも、受は自分がゲイである事を必死に隠していて
この秘密は墓まで持っていくって言ってたのに
ずいぶんアッサリ打ち明けちゃうんだねw
■ひるひなかに咲く
大学生が、映画研究会で活動してたり
オススメDVD見たりして仲良くなっていくお話。
微笑ましいんだけど、恋愛になりそうな所で終わってて
この続きが読みたいんですが・・・?ってなった。
せっかく攻の人、
ちんこでかいって言われてたのに
そのちんこ使おうよ!って思った。
■ユートピア
放浪癖のある若者とオヤジリーマンが
不思議と仲良くなっていくお話です。
これも、やっと自分の気持ちを自覚して
チューする所で終わってるんだよなぁ・・・
もうちょっと踏み込んだ所まで読みたい。
■夏が過ぎても
年下×年上の年の差モノです。
年上がすごく臆病になってて
これ以上好きになっちゃいけない・・・!って自制する話で
あんまりストーリー動かないお話だった・・・
雰囲気はキレイだけど何が言いたかったのか・・・(読解力)
うーん・・・
短編集だからかもしれませんけど
これを読み終わって、どんな話だったか思い出せるような
印象に残った作品が無かったなーというのが正直な所。
エロかな?
エロが無いからかな?
モノローグとか雰囲気は良いんですけどねー
あと、チューしてる最中に嘔吐するシーンがあって
アッ私これダメだ・・・って思いましたw