女性用の日傘で歩いているので「日傘の君」と呼ばれ
ちょっとした有名人となっている外国人のセス。
犬が怖くて困っていた湊を助けたことで
次第に仲良くなっていくというお話です。

セスはなぜか湊のことを「日傘」って呼んでて
最初はそれがすごく謎なんですけど
雰囲気がすごく優しくて、セスもカッコ良くて
ちょっとズレてる外国人と可愛い男の子の関係性が
とても微笑ましくて、じわーっと萌えるんです！

この作品って、雑誌で細切れで連載しているようなので
１話１話がすごく短いんですけど
変にブツ切りにならずに、全体がまとまっていて
後半になって初めて繋がりが見えてくるという
この構成力は素晴らしいの一言。
セスは日傘をさしている湊に救われて
湊はセスの「知るか」に救われたんですね。

湊の過去が分かって胸が痛くなり
セスの過去が分かって更に胸が痛くなり、
「日傘」の由来を知って苦しくなるんだけど
最後はなぜか暖かい気持ちで、
まだ「ほっぺにチュー」しかしてない初々しい２人が
可愛くて可愛くて仕方ないな！と思います。


あと、湊の気持ちを沈殿や撹拌という言葉で
表現してるのがすごく素敵！
テクノサマタさんの作品てモノローグが詩的で
（でも難解じゃなくて）すごいなー
湊の周りの大人たちもすごくいい事言ってくれるし
作品全体に漂う優しい雰囲気がすごい。

だから、エロが無くて物足りない！なんて言わないよ･･･
この２人はまだほっぺにチューで充分だよ･･･
（でも２巻ではちょっとくらいエロい事してくれるよね？）

実はテクノサマタさんてエロが少なそうなイメージだったので
あんまり私好みじゃないかもなー？と
期待しないようにして読んだんですけど
私この作品かなり好きでした。
２巻もぜったい買おうと思う。
何年後に読めるのかな？４年後かな？ｗｗ



あと、テクノサマタさん･･･
私もコーギーのケツ大好物です･･･