ショップ店員をしている前田くんは
小さい頃からイジメられていた事もあって
自分は不細工でモテないという卑屈な考えを持っています。
本当はそんなに不細工でもないし
周りの人もそんな事思ってないんですけど
自分に全然自信がなくて、自分のことを好きになる人なんて
居るわけがないと、初っ端から諦めている所があるんですね。

もおおおおお･･･！このお話、
卑屈とか健気な受が好きな人にはたまらんお話です。
楊井さんは前田くん大好きオーラ出してるのに
前田くんは好かれてるなんて微塵も思わないの。
まあそんな所が可愛いんですけど
2人が付き合い始めてからも前田くんはクヨクヨしてて
ちょっと卑屈すぎるよ！って思ったよね･･･

楊井さんに、顔をもっと見たいって言われたから
自分で前髪を切ったエピソードは
「全然似合ってない！」って自分で思い込みすぎてて
女子か！って思ったし･･･
（そんなに切ってないしそんなに変わんないよ）

楊井さんが4ヶ月だけ転勤する事になって
遠距離恋愛になってしまうと悩む所なんて
たった4ヶ月くらい
信じて待っててくれよ！って思ったｗ
楊井さんにも付き合いとか色々あるだろうに･･･


前田くんは自分の殻に閉じこもって鬱々としてるんだけど
男前な楊井さんがガツン！と言ってくれる所が素敵だったなー
当て馬にキスされそうになって
怒ってる楊井さんすごくカッコ良かったし。
「セックスもしてあげないで可哀想じゃないか」って
挑発されるシーンすごく好き。

それに、初めてエッチした次の日の朝
お互いの手をサワサワしながらイチャついてる時に
ナチュラルに指輪をスッと嵌める楊井さんの
イケメンっぷりに痺れたよ･･･！
うおーーー何だこれ。キュン死ぬ･･･


ストーリーとしては、すごく王道というか
当て馬が絡んだり遠距離が不安だったりという
普通のラブストーリーだったんですけど
受がぐるぐる悩んでる様子が丁寧に描かれていて
感情移入しやすい一冊でした。
キスシーンとかエッチシーンの甘さがハンパないですｗｗ