・・・じゃあ プラトニックならいいですか
休みの日とか遊び行ったり 甘いもん食べ行ったり
吉岡さんの トラウマがなくなるまで
<あらすじ>
どうしたい オレとキスしてみる?
野球の練習中に肩を壊し、落ち込むケンゴは、放課後の音楽室で無愛想な生徒と出会う。翌日、彼が同じクラスで、一度も教室に来たことがない生徒・吉岡だと気づいたケンゴは、再び音楽室を訪れる。掴みどころがないが、居心地のいい吉岡のもとに足繁く通うようになるが、彼がかつてひどいいじめにあい、留年していたことを知り――。傷ついた少年たちの再生を描く青春ラブストーリー。
表紙もタイトルも素敵ですねー。
爽やかだけどちょっと哀しげな感じが。
年下攻の高校生モノですが、レイプみたいなのもあるんで
苦手な方は注意してください。
でもすごく優しいお話で、最後は幸せで
はあああ良かったねぇ、ってしみじみ思う一冊でした。
野球で肩を壊してしまった攻と
同級生から裏切られて留年していた受の物語。
放課後の音楽室でピアノを弾く吉岡を見て
落ち込んでいたケンゴは居心地の良さを感じていくのですが
吉岡の留年したきっかけを知ることで
放っておけないと感じるようになります。
イジメの延長で性的暴行を受けていた吉岡は
毎日のようにフェラを強要されていたんですけど
この、イジメてた人は
吉岡の事が好きだったのかな?
そうとしか思えないくらい吉岡に執着してるんですよね。
・・・にしては酷すぎる気がするんだけどw
そして、そんな吉岡を救ってくれたのが
音楽教師の熊田先生だった訳ですが
一番見られたくなかった人にイジメの現場を見られて、
その後何事もなかったようにクールに接する
先生と吉岡の関係性にグッと萌えてしまいました。
先生は吉岡のこと何とも思ってなかったのかなー
この2人の関係とっても素敵だったので
どちらかが片想いしてたら萌えるんだけど・・・
吉岡の過去を知ったケンゴは
ずっと一緒にいて吉岡を守ってあげているうちに
好きになってしまって、
でもトラウマがあるから無理強いはできなくて
付かず離れずの微妙な距離感を保ってる所が
ちょっと痛々しくてキュンとしました。
さりげなく、おでこにチュッとされて
吉岡が何ともいえない顔してるシーンとか
表情の描き方が絶妙なんですよ!!!
チューしてるうちに舌入れたくなって、
舌入れたら今度は体を触りたくなって、
調子に乗ってたら吉岡さんに拒否られてしまって・・・という
ちょっとずつ段階を踏んで距離を縮めていく感じが
とってもピュアで、キュンキュンで、焦れます!
でもさー、吉岡さんが
レイプされた人の名前をアッサリ教えたり
そのレイプ犯にケンゴが仕返ししに行ったりっていう
展開がちょっと安直すぎたかな・・・
普通だったら名前教えないと思うんだよね。
(だって揉め事になって野球に支障が出たら困るじゃん?)
ケンゴが内緒で犯人見つけ出して仕返しするならともかく・・・
しかし、全体的に雰囲気が素敵で
やっぱりゆき林檎さんのお話
好きだなーって思いました。
エッチシーン少ししかなかったけど!ww
悔しさで泣いてしまったりする
年下の一生懸命さに萌えました。