この作品は、１話から８話に分かれていて
色んなカプのお話とか
カプにもならないお話とかが色々入っています。
ちょっと感想書きづらい構成なんですけど･･･

メインとしては生徒会長と眉山くんですかね。
会長は眉山くんに一目惚れして
熱烈に生徒会に誘ってくるわりには
生徒会室にハーレムを囲っているという変な人ｗ
でも会長はすごく素直そうな人で可愛いですね。
会長の真っ直ぐさは最強だなと思った。


そして、私がこの本の中で一番好きだったのは
４話の「アナくんとみよちゃんと将己さん」です！
うわーーーーーーー切ない！
クラスメイトの男の子が劇でお姫様の役をやる事で
今まで気づかなかった自分の
女装願望に気づかされるっていうストーリーなんですね。
「ぼくは羨ましくてたまらない」っていう
ラストの余韻の残り方がすごい。
描き方が上手くて震えた･･･


色んな意味で印象的だったのは
２話の「霜汰くんとカモ」なんですけど
まずカップルの片側がオールバックで眼鏡で
趣味がサバゲーっていう所が最高にロックだったｗ

いまどきこんな「萌え」に逆行してるBL無いよ！
個性的すぎて戸惑ったよｗｗｗ
でも、煮干し子先生の漫画って、こんなビジュアルでも
２人きりでモジモジしてる所とか、指を舐める所とか
印象的なシーンがいっぱいあって
読んでるうちに可愛く思えてくる所が凄いですよね。

霜汰くんとカモちゃんと一緒にいて
２人を見守ってくれていた之也が
結構面白いキャラで好きだったんですけど
この人なんで恋愛に絡んでこないんだろう･･･
実は霜汰が好きだった、とか設定があれば
健気で萌える気がしたのに･･･
ケンカが強くて健気なロン毛攻･･･


他にも色んなエピソード詰まってるんですけど
とにかく私は「ミヨちゃんに幸あれ･･･」と言いたい。
後日談では、ミヨちゃんも演劇部に誘われてたので
観念して演劇部でお姫様やればいいんじゃないかな。

タヌキのお話もすごく印象的で素敵だったんだけど
「ふしぎなともだち」に比べると難解な所が多くて
好みが分かれそうなお話だなと思いました。
私はもっと分かりやすいお話が好きなの･･･