俺は その・・・好きとかよくわからないんだ・・・
でも 飯塚がいなくなるのは嫌だと・・・思ってる
だからもう会わないとか言うな
<あらすじ>
「親友」の飯塚に学生時代から6年も口説かれている白石。通勤電車、すきな音楽、昼食の惣菜パン…なにかとカブってしまうそんな二人の微妙な関係は、この先も変わらないはずだった。でも、白石がバツイチになった今、抱かれてしまうのは時間の問題で…!?『1+1+1』過去を背負う男と蘇った恋人の逢瀬には、ある「男」の存在が条件だという──チクリと刺す痛みと甘さ。長編同時収録。表題作❤後日談描き下ろし入り。
麻生さんは、前作の「
草食上司のオトしかた」で
最後の商業コミックスになるかもとおっしゃっていましたが
以前描いていた短編をまとめて今回の本になったようです。
麻生さんの作品、けっこう好きなんで嬉しいですが
描き下ろしあるのかなと思ったら
巻末のあとがきまんが2Pだけですね。
王道っていう感じで読みやすい一冊でした。
■気が合うということは
学生時代から「好きだ」と何度も告白されて
親友の飯塚に体を狙われ続けている白石。
バツイチになってからも口説かれるのは変わりなく
そのうち流れで抱かれてしまう・・・というお話です。
こういうシンプルなストーリー好きだなー!
友達のことがすごく好きで、
抱かせてくれ!って頼みまくって
とうとう折れてくれる展開とか大好物!!
エッチの後はやっぱり微妙な距離感になってしまって
生殺しで悩んでしまう攻の葛藤が伝わってきて
微笑ましいんだけど胸が苦しくなるような
麻生さんらしい作品だったなーと思います。
ただ最後、受が本当に流された形で終わっていて
さらっと終わってたのがちょっと残念だった。
もう一押し!が欲しかったなー
ちゃんと攻のこと好きだ!って自覚するとか・・・
受の方からエッチおねだりしちゃうとか・・・
■1+1+1
事故で亡くなった元彼が幽霊となり
サラリーマンにずっと憑いているというお話です。
霊感のある青年を介して話する事ができたけど
我慢できずに青年の体を利用して
エッチしちゃうのはさすがに酷いと思った。
だって青年はサラリーマンのこと好きなんだよ!?
勝手に身代わりで抱かれるなんて、そりゃ怒るよw
でも恋人が亡くなってしまったのに
幽霊としてずっと一緒にいるって切ないですよね・・・
すごく悲しいお話だなと思ったし
最後、サラリーマンと青年が付き合い始めた時も
心から「良かったねー」とは思えなかった。
これだから死ネタはつらい。゚(゚´ω`゚)゚。
やっぱり麻生さんの作品は
雰囲気が柔らかくてサラっと読めるというか
キャラクターの気持ちをじっくり丁寧に描いてあるので
すごく感情移入できると思います。
今回は、だいぶ前に描いた作品が収録されていますが
新作を読めるのはいつになるんでしょうか?
ご病気で休んでいたと記憶しているんですけど
挿絵とか、同人誌とかは出されているようなので
期待しても・・・いいのかな・・・?
1. (T_T)
結局あとがきにも
また描き始めましたーみたいな報告もなかったし
やっぱりもう描かないんですかね?
麻生さんの作品はシンプルだけど
すごく分かりやすいし
ワタシもタカジョウさんと同じ意見です。
感情移入が出来て読んだーって気になります。
最後の話とか
ワタシも素直には喜べなかったわ…
悲しすぎる。
でもエッチは素敵でした(笑)
あー、麻生さんまた描いてほしい…
>ヲリさま
ツイッターはフォローしてないんですけど、プロフィールに「そろそろ商業に戻らないと」みたいな事書いててたので、戻る気はあるんだな~って思ってました。
病気がまだ良くならないのか、同人の方に夢中になっているのか分かりませんけど・・・商業で読みたいですよねー!
>感情移入が出来て読んだーって気になります。
そうそう!なんか、派手さは無いんだけど麻生さんの作品良いですよね。麻生さんとか町屋はとこさんとか、じわじわ来る系の作家さん好きだから・・・
ぜひ次回作期待したいです!!