こんなことすらつたわらないのか 勁 どういう意味だって
訊いてくれよ SEXくらいで本気になるのかでもいい
そうじゃないとおまえが遠すぎる
<あらすじ>
路地裏で出会った、獣のように獰猛で、美しい男――。
やがて宥がトレーナーを務めるジムに現れ、ボクサーとしての圧倒的な才能を垣間見せた勁は「プロになりたい」とうそぶく。しかしそれは、未成年の彼がジムの寮に転がり込むための口実に過ぎなかった。「余計な口出しをするなら、あんたの秘密をバラす」と脅し、宥の身体を要求する勁。しかしその瞳は欲望に曇ることなく、どこまでも澄んでいて・・・。ふたつの魂の、邂逅と宿命の物語、上巻。
タイトルが長いので分かりにくいですが
「gift」という作品の上巻です。
「白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、」はサブタイかな。
一ノ瀬ゆま先生は初読みです。
ちょっと前に、BLにおけるエロについて物議を醸す発言をされていて
けっこう話題になった方なんですけど
一体どういう作品描くんだろうっていう単純な興味で買ってみましたw
以前から、電子書籍の表紙絵などを見ては
裸体の描き方が素敵だなーとは思っていましたが
じっくり読ませるタイプの作品で結構面白かった~!
続きが楽しみです。
ボクシングジムのトレナーである宥は
路地裏で偶然出会った勁に才能があると見込んで
ジムに誘い、寮に住まわせてあげるのですが
余計な口出しするならゲイである事をバラすと脅されて
レイプされるようになります。
この作品は、まず体の描き方が良いんですよねー
ボクシングのお話なので半裸シーンも多いし
2人とも筋肉質のイイ身体してるので
エッチシーンのがっつり感もイイです。
最初は愛情なんて全然なくて
勁が宥をねじ伏せるだけのセックスっていう感じなんだけど
ちょっとずつ甘さが混じっていくのが
何ともいえない萌えですねー
最初は憎たらしい感じのガキだったのに
狂犬が懐いていくみたいな感じで
どんどん優しく、従順になっていく勁が可愛く感じました。
「ここでならハグしていい?」とか
「今までどおりあんたとはSEXしたいんだけど」とか
何でもストレートな所がたまらん。
脅迫されていたはずが、次第にキスの回数が増えていき
宥が抱かれている時に気持ちが高ぶって
つい「好き」って声に出てしまって恥ずかしがるシーンが
すごくエロくて良かったし
もっと言わせようとしてガンガン攻める勁もGJ。
勁は今まですごく複雑な人生を歩んでいたようですが
小さい頃の勁がゲームをしている描写が
心象風景としてカットインする演出が印象的です。
ちょっと厨二っぽいなと思ったけど・・・
ラストはなんだか甘いのに不穏な感じで次巻に続いていて
どんな展開になるのか気になりますね。
下巻は2016年の冬に発売予定だそうです。
1年以上先か・・・そうか・・・
1. 読んでみました
レビューを読んでとても気になり仕事帰りに本屋に立ち寄り買ってみました。
うん、なかなか萌え所がありますね。
ホント最初はただの不良にしか見えなかった勁が、何にも興味を示さないような感じだったのに宥との触れ合いに今まで感じたことのない感情に気付きだし、それがこんなにも強い意思を持たせるという気持ちの変化に驚きです。
素で気持ちをストレートに言うのは反則ですね。
自覚がないだけに萌えが増大。
幼少のいろんな経験がこれから二人にどんな影響を与えるのか…
来年の冬…長すぎます。続きが早く読みたい。
あっ、長いサブタイトル…読み終わると意味が分かってきますね(^^)
>あやや様
不良みたいだったのが、だんだん猫がなつくように素直になっていって
どんどん変わっていくのがすごく良かったです。
自覚ないのって萌えますね・・・次巻あんまり辛くない展開だといいな。
>来年の冬…長すぎます。
長すぎますよね。゚(゚´ω`゚)゚。早く読みたい・・・!