一年前 正体を偽って兄を犯した
義姉の香水を身につけ兄の眼を覆い隠し
己の欲望の猛るままに兄の身体を貫いた
<あらすじ>
比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。竹蔵は兄に欲情していた。ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。義理の兄弟、禁断の愛と確執を描いた衝撃作。
うわー面白かった!
タイトルと表紙見て、なんとなくイメージ的に
今回は久し振りの黒明日美子っぽいし
もしかしたら、あまり好みじゃないかもなー
と思って恐る恐る読んでみたんですけど
とんでもなかったです・・・めっちゃ好きでした・・・
一昔前の耽美系の漫画を読んでいるような
暗くて悲しくて美しい世界観が広がる衝撃的な作品でした。
一気に2冊読めて嬉しいです。ありがとう!
後妻の連れ子という立場で引き取られてから
血の繋がらない兄弟になった竹蔵と忍。
弟のことを、ものすごく冷たい目で見下している兄が
目隠しをされ、寝室に忍び込んできた弟に
犯される所からスタートする物語です。
あんなに見下していた弟に犯されて
恨んだり、絶縁されたりするのかと思いきや
今度は兄が自分で目隠しをしたまま抱かれに行くという倒錯の世界!
あんなに髪の毛ピッチリで真面目そうでクールな兄が
わざわざ弟に抱かれに行くんだよ???
なんか歪みすぎててよく分からないけど萌える!!!
ちょっと赤くなりながら自分で目隠しするシーン痺れたよね・・・
下巻は、さらにドロドロ展開になっていきますよ~!
誰に抱かれているのかを知っていながら
兄が自ら目隠しをして体を求めてきてから、
2人は定期的に密会するようになります。
それが周りの人間にだんだんバレ初めて
2人は追い詰められていく展開になりますが
今度は兄が弟に目隠しをして、
誘い受けるシーンが美しすぎた!!
お互いの気持ちも分かりきってるのに
それでも"なかった事"にしようとする距離感がたまらん。
この作品のキーである"薫り"の生かし方も素敵だし
傍らで見守っている要くんの狂い方もなかなかですね。
私、兄弟モノってちょっと苦手なんですけど
そんなの気にならないくらい、明日美子さんの描くエロシーンの
美しさに目を奪われてスルスル読んでしまいました。
(要くんと3Pのくだりはちょっとどうかと思ったけどw)
兄弟モノが地雷っていう人にもぜひ読んで頂きたいなー。
ラストも一昔前の耽美っぽさ全開なんですけど
不思議と、後味の悪さは感じなかったです。
全体的に結構エッチシーン多くてドキドキしますし
最近のリブレさんにしてはチンコの修正少ないコマもあって(全部じゃないよ!)
とても満足度高い一冊でしたw
1. やっぱり大好き!
絵の美しさやストーリーの完成度やら、エロシーンや装丁にいたるまで、
とにかく明日美子さんの真骨頂でしたね!
こういう裏の明日美子さんも大好きです。
なんかもう、明日美子さんが作品を描かれるうちは
絶対死ねないなと思いました。
今後もずっと読んでいきたい作家さんです!
エロシーン多かったですよね〜しかも美しい!
ほとんどセリフが無くて、
表情とあえぎ声だけで魅せるところが上手いですよね。
ラストのハネムーンで目隠し無しでするとこも素敵です。
兄は結構ビッチだし、最後あんなふうに笑ってくれるのなら、
無理かもしれないけど、
兄弟とかあんまり深く考えずに2人で幸せになってほしかった気もします…
やっぱり普通は無理かな(^_^;)
普段は修正とかあんまり気にしないんですが、
この作品に関しては修正入れないでほしかったな〜!
せっかくの美しい絵が台無しです(;´д`)
>こなゆき様
黒い明日美子さんは、結構エグい話なんだけど
絵のせいなのか構成のおかげなのか、読みやすいですよねー。
「同級生」とかと同じ作家さんが考えたストーリーとはとても思えないような
ギャップがまた、たまらないです。
私もずっと読んでいきたいです\(^o^)/
>エロシーン多かったですよね〜しかも美しい!
そうそう!セリフが全然無い所がまたエロスで
ハネムーンで目隠ししないエッチシーンもまたエロスでした。
まぁ最後ハッピーエンドならもっと良かったんでしょうけど・・・
血が繋がってるならさすがにね・・・と思ったので
これが最良のような気がしました。
>この作品に関しては修正入れないでほしかったな〜!
ねー、本当ですよ~
修正なければもっと最高だったろうと思うと残念ですね(´・ω・`)