快楽を貪り生きてきたアバズレ。
自由奔放で自分勝手な人間がある日、恋をしてしまった
<あらすじ>
気持ちいいことが大好き、だけど、面倒ごとは大嫌い。愛を知ろうとしない快楽主義者のるか。彼はセックスが横行する秘密クラブの常連客。月の三分の一をヤリ部屋で過ごし、複数の相手とまぐわい放題な日々を送っていた。そんなある日、突き刺さるような鋭い視線を向けてくる男・せいとクラブで出会う。せいは快感に耽るるかを〝狂ってる〟と吐き捨て毛嫌いする。社会の掃き溜めのような場所に嫌悪感をあらわにしながらも来店したせい。彼にはある目的があった。自らを完全に否定する他人(せい)に、るかは初めて特別な興味を示す。せいが、るかに近付いた理由とは――。浅はかでクズな男が招いた業の結末。他、双子の片割れと想い人を失い苦悩を抱えて生きる男のセンシティブストーリー、『春待ちの、』も同時収録。
アンソロ読んだ時に好きだったので
コミックス楽しみにしてました!
そしたらタイトルが違ってて何でだろうと思ったんですけど
唯一の短編集だったんですね。
2つの作品が入ってますけど、どちらも完成度高くて面白いです!
とにかく絵がキレイで、構成力もあって
今後が楽しみな作家さんですねー。
でも表題作はハッピーエンドではなくて
ちょっとバッドエンドに近いストーリーになっていますので
苦手な方はお気をつけください。(後味は悪くないし私は好きですが)
■春待ちの、
双子の片割れが急に発情してしまい
たまたま通りかかった幼なじみのゆうまと番になって
双子の兄弟と、片想いしていた幼なじみの両方を
一気に失うことになってしまったひろの。
そしてその双子の片割れが死んでしまう所から
物語が始まっているんですけど、やるせなかった・・・!
とっても綺麗なお話なんだけど悲しすぎた・・・。
オメガバースの世界ってこういうの日常茶飯事なんだろうね。
本人の意思とは関係なく発情してしまって
番になったり妊娠しちゃったりって・・・
あらためて恐ろしい設定ですよね。
αは外歩かない方がいいな!ww
でも最後は報われるストーリーで良かった。
重い題材だけど絵がキレイでするする読めますね。
■蛇のセイカツ
これは・・・色々衝撃的なお話だなぁ~
発情期が来るたびに、ヤリ部屋と呼ばれるクラブで
ひたすら(妊娠や番の心配が無い)βとαがヤリまくるんだけど
それに女の子も加わってくるのびっくりしたww
女のαって女性器が変形して挿入できるんですよね。
恐い・・・
快楽だけを求めて自由にセックスしていた主人公は
ある男とセックスして、本当の愛に気づいていくんですけど
ラブラブで終わらないお話読んだの久し振りだから
物語が終わった瞬間「えー!?(眼鏡ぱりーん)」ってなったw
ここからピュアラブが始まると思ったんだけど!
Ωにαの恋人を取られたβっていっぱい居そうだよね。
そりゃ恨むよね・・・ずっと築いてきたものが
フェロモン一つで崩されるんだから溜まったもんじゃないよね。
(なぜかβに同情)
本編はシリアスで完成度高い作品でしたけど
巻末の描き下ろし漫画はギャグタッチですごく面白かった!
かたしな先生も初コミックスでこれだけ描けるなんて
ふゅーじょんぷろだくとさん良い作家さん揃えてますよね。
作中のセリフで「〇〇かもw」みたいな感じで
草生やしてるのがちょっと気になったけど・・・
(かたしな先生きっとお若い人なんだろうなー)
という訳で9月10月のオメガバース作品ぜんぶ読み終わったんですけど
個人的に好きだった順位をつけると
1.
yohaさん
2.かたしなさん
3.
鳶田瀬ケビンさん
っていう感じですかね。
やっぱりyohaさんが頭一つ飛びぬけてる感ありました。
オメガバースのアンソロも2が決まっているみたいですけど
次は厳選してコミックス買いたいと思いますw
1. >ponnyan様(拍手コメント返信)
yohaさんすごく良かったですよねー。
黒バスとか二次でも有名だったらしいですが、分かる気がします。
商業につれてきた人GJって感じです。
こんなにストーリー作れる人は貴重なので今後も応援したいです( ^ω^ )
かたしなさんも、バッドエンドでも後味悪くないって凄いですよね?
今後楽しみだなー!