――いい気分だ 脅える相手を押さえつけて蹂躙する
本来俺はこういう人間なのだ 短期で粗暴で卑劣な
誰かを痛めつけ辱める事で快楽を得る――最低な男だ
<あらすじ>
できの悪い社長子息・涼馬(りょうま)の世話係としてストレスの多い日々を送るごく平凡な会社員・巽(たつみ)は、月に一度か二度、ホテルの一室で美しく妖艶な男・三木と合意の上でのSMプレイを楽しんでいた。素直で優しく繊細な涼馬を大切に思い、守りたいと願う一方で、謎の多い三木との逢瀬を重ねるごとに三木に対する興味と執着が芽生え始め――…「俺はどこで足を踏み外したんだ?」平凡なサラリーマンの内に秘めた本性を暴きだす、アイツは悪魔か?それとも ――…
国枝さんは、最近わりと
ほのぼの系が多い印象でしたが(箱庭は除く)
表紙の感じからして久々に痛々しいお話が読めるのかなと
楽しみにしてました!
しかも上下巻同時発売は嬉しいですねー。
この作品は暴力的な表現が多いので苦手な方はお気をつけください。
あと、ハッピーエンド以外受け付けないという方も注意が必要ですw
暴力で相手を蹂躙する事に興奮する攻と
無理矢理される事に興奮する受という
利害が一致したSとMのセフレのお話。
本命に手を出せない鬱憤をセフレにぶつけて発散するという
歪んだ関係というか、大人の関係です。
言葉責めとかは全然無くて
慣らさないで無理矢理挿入したり、殴ったりといった
本気の暴力的なセックスなので痛々しいんです・・・
2人の間に愛とか情とかは全く無い感じで
会話も全く甘くないし、思いやりもほとんど無いし
血が出ちゃうSMはちょっとヘビーだなと思いましたw
でも後半になってくると、巽の気持ちに変化が見られて
ほんのちょっとですが三木の事を気遣っているような
瞬間が見え隠れする所がじわりと萌えますねー。
無表情だし、冷酷だと思っていた巽がだんだん
人間らしく見えてくる所が良かった。
<あらすじ>
「そうか、やっとわかった…。俺はこいつが好きなんだ。」2人で堕ちていくのもいいかもしれない、たとえ、どんな結末になろうとも……三木との連絡が途絶え、その苛立ちから涼馬(りょうま)と寝てしまうが、巽(たつみ)の気は晴れない。自己嫌悪を抱え自宅アパートに帰った巽を待っていたのは、右手の爪をすべて剥がされ怪我をした三木だった。「あの男、殺してくれませんか?」耳元で囁く三木の言葉に巽がとった行動は――…他、読み切り作品「人生はドラマチック」 を同時収録。
下巻になると、三木が急に生爪はがされて登場したり
人を殺そうとか突然物騒な話になるんですけど
2人の関係はどんどん甘くなってきていて
一緒に笑いながらデートするまでになります。
このままハッピーエンドなのかなって思ったんだけど・・・
そんな訳がなかったww
下巻はジェットコースター級の急展開で
「ええええええ!?(眼鏡ぱりーん)」ってなりながら読みました。
セックスは痛々しくても
心は通じ合うっていう展開を期待してたのに
ラストは巽が完全に壊れて堕ちてしまう感じですよね。
巽と三木にとってはハッピーエンドなのかもしれないけど
けっこう後味の悪いラストだなー。メリバ?かな?
それにお姉さんの子供の父親・・・三木なの?
(そんなに急にドロドロしてくるとは思わなくてびっくり)
今回のお話は国枝さんらしいクセの強い作品ですよねー。
最近こういうタイプのBLなかなか無いと思う・・・
私は国枝さんの作品すごく好きだし
今回もかなり良かったと思うんですけど
人に勧めるかと言われると難しい所だなww
とにかくエッチシーンが美しくて読んでるだけで楽しかったです。
1. 表紙がもうねふつくしすぎるのよ
でもすっごい満足しましたよ。
だって国枝信者ですから☆
なんだかんだ最後まで夢中で読みふけってしまいました。
国枝さんの作品って
展開がおもしろいので夢中になっちゃうんですよね。
でも結果「????」でしたけど(笑)
三木がふつくしいからま、いいかw
なんだかんだ美しい男が拝めてよかったです。
失禁もあったし
いやまさかの失禁!
もっと漏らしてる瞬間も描いてほしかったですねぇ~
美しい男の失禁シーン
あぁ・・・萌える♥
>ヲリ様
でもやっぱり相変わらず国枝さんの画力は凄いですよ!
こんなに美しいエッチシーンなかなか無いですよ!
これからも国枝信者がんばります☆
>展開がおもしろいので夢中になっちゃうんですよね。
そう、けっこう夢中で読み進めちゃいました。
ラストは訳わかんなかったけどww
>いやまさかの失禁!
失禁ねー、あのシーンいいですよね。
本気で首切ったりしなくて良かったww
それはさすがにスプラッタだから嫌・・・