懐かない猫が懐いてくるように ゆっくりと
でも確実に 絆されるように
気付けばそれは 友人の枠を超えていた
<あらすじ>
中1から高2までずっと同じクラスだった牧原快と水代漣。でも高校生活最後の1年で別々のクラスへ。変わりなく流れていく日常に、小さな波紋が生まれて…それはいつしか隠していた気持ちを芽吹かせる。言いたくて、言えなくて。心のずっとずっと深いところにいた気持ちが出した答えは…男子高校生の声にならない恋と青春の軌跡。
古矢渚さんは、コミックスが2冊出てるんですけど
どちらもやけに評価が高いなーと思って気になっていたので
試しに買ってみました。(gateau買いやすくて助かる)
そしたら、すごく絵キレイなんですねー
まだ新人作家さんだと思っていたら
絵も構成もすごくお上手でびっくりしました。
市川けいさん、上田規代さん、梶ヶ谷ミチルさんとか好きな人は
ハマるんじゃないかなって勝手に思いました。
青春とか甘酸っぱいとか、そういう感じの一冊。
一冊まるごと表題作でじっくり読めますが
残念ながらエロは無いです!!!!!!!!
5年間ずっと同じクラスだった漣に片想いしている快は
高校生活最後の1年で別々のクラスになってしまい
一緒にいることが普通だった漣との距離を感じてしまいます。
友達が喜んでくれるから、漣に壁ドンしてふざけたり
BLネタを披露したりするような気楽な間柄で
普段は表情に出ないようにしてるんだけど
「今のかわいかったな くそ」とか一人で悶々としてて
関係を壊したくないから
自分からは絶対気持ちを伝えないと決めて
頑張っている快が健気で可愛いんです!
親友のままで居たいから、今のままでいいと
自分の気持ちを押し殺す系のBLは
王道ですけどやっぱり切なくてキュンと来ますねー。
思わぬ所で快の気持ちがバレてしまうんですけど
あんなに仲が良かった2人が急にギクシャクしてしまって
喧嘩みたいになってしまうシーン、苦しかったなぁ
気持ちをごまかす為に女の子と付き合ったり
お互いを意識しすぎて変に傷つけてしまったり
なかなか上手くいかない焦れったさに
久々に床ローリングしてしまいましたよ・・・
急に話もできない関係になってしまうなんて喪失感デカいよね。
親友のラインをじわじわ超えていく感じのストーリーで
エロとか全く綺麗サッパリ無いんですけど(ちょっと残念)
やっと最後の描き下ろしにチューが出てくるレベルです。
でも死ぬほど恥ずかしそうにしながらちゃんと自分の気持ちを伝えて
恋人になっていく2人がめちゃめちゃ可愛かった。
エロが無くても満足度高い作品だなと思いました。
古矢渚さんって今までノーチェックだったけど
すごくクオリティ高くて驚きです。
違う作品も読んでみよっと。
1. 「群青」が付くタイトルの
カバーも青くて。BLネタがシャレにならなくなってくの
可愛いかったです。
近場にDKもJKも居ないんで、知らないんですが、今の
高校生はBLネタで遊ぶのかなぁ?
腰乃さんの作品とかでも、JKがよくホモ疑惑いじりを
かましたりしてますよね〜(^_^;)
ちょうど、コレ読んだ後に古矢さんの「ナンバーコール」
読みたいわーと思っていたところ、昨日、ブッ◯オフで
GETしました。同様に爽やかで甘酸っぱい、そしてエロ
のない、、、一品でした。
>ponnyan様
気軽に冗談言ってた関係がどんどん気まずくなっていくのは辛いですね。
>今の高校生はBLネタで遊ぶのかなぁ?
どうなんでしょうねww
私も高校生だったのは遥か昔だったので遠い目になってしまう・・・
>「ナンバーコール」
ナンバーコールも買いましたのでそのうち感想書きます^^