何だよ 男でもナプキンできんじゃん
男同士でもセックスできるし
男だってちんこを舐めたり出来る・・・
<あらすじ>
平凡な中学生・星谷は、クラスで浮いた存在の柏瀬と体育教師の情事を図らずも目撃して以来、彼の事が気になっていた。ふと二人きりになった時に、柏瀬にからかわれカッとなる星谷だったが、行動を共にするうち彼の強気の裏側にある寂しげな隙間に気付き——。
木村ヒデサトさんは個人的に、好きな作品と
そうじゃない作品の差がけっこう激しい作家さんで
悩んだんですけど今回は長編ということで買ってみました。
他の人のレビューを色々読んだりしても
結構、絶賛と酷評が極端に分かれる印象なんですけど
今回の作品は・・・うーん、
何て言えばいいんだろうこの気持ち(笑)
最初から、ものすごいモヤモヤを抱えながら読むんですけど
最後まで読むと純愛なんですよねー。
この作品は、担当さんから「生理ネタ描いてください♡」
と言われて描いたものだそうですが
中学生の男の子がナプキンを使っているという
最初からかなりパンチが効いているエピソードから始まります。
親から虐待を受けていたり
教師からは性的虐待を受けていたり
かなり不幸な境遇の男の子が狂っていく様子を
ただ見ている事しかできないモヤモヤがあって、
不快なんだけど続きが気になって入り込んでしまうというか
ピュアな中学生・星谷くんと一緒に
読者が振り回されてしまうような展開なんですよね・・・
男同士のセックス動画を見て吐いちゃうとか
お尻から血が出るのを生理って言うとか
下痢が止まらないからナプキン使うとか
これをヒデサトさんらしさって言っていいのか分からないけど
読んでると本当に不快なんですよwwww
「うえー」って思いながら読んじゃうんですよ。
でも一つ一つにみんな意味があって
全部悪いのは大人で、子供は一生懸命なんだなって思うと
なんとも言えない感情が湧いてくる。
ただのガキだった星谷は包容力がある男に成長して
柏瀬の孤独を受け止めてくれるし
ずいぶんエキセントリックだと思っていた柏瀬は
寂しがりやの甘えん坊だし
2人が自然と体を重ねるようになった流れも
なんとなく哀しさみたいなものがあって切なかったですね。
その後、星谷に元カノが居たり
ちょっと理解できない部分もあったんですけど
(ずっと星谷柏瀬の2人でラブラブだったんじゃないのかよ!)
柏瀬に「妊娠しててほしかった・・・」って泣くシーンは
すごくグッと来たし、良いシーンだなと思いました。
本当に妊娠してないか検査薬におしっこをかける時に
頭おかしいのかなとか思ってゴメンw
えげつない描写が続くわりには
柏瀬は暖かい家族に憧れていて
星谷と一緒にいる時は幸せそうだったり
結局は何年も2人で一緒に居るというハッピーエンドで
鬼が笑うようなお話で本当に良かったなと。
浮き沈み激しいお話だったけど面白かったです。
ただ、この本を人に勧めるかどうか聞かれたら
あんまり・・・勧めないかもね・・・
地雷の人が多そう。
1. 凄いな
>でも一つ一つにみんな意味があって
>全部悪いのは大人で、子供は一生懸命なんだなって思うと
>なんとも言えない感情が湧いてくる。
私、そんな深いことまで考えれなかったんですが
ただ最初の出来事と終わりがあまりにも違いすぎたので
生理とかレイプとか必要あったのかなあ?って
それくらいしか思わなかったすよー
それで高校生なったら星谷に彼女居るとか
なんかそこら辺が理解できなくて
え?あんたらあんな酷い目にあったから
だから好きあってエッチしたんじゃなかったのー???って
ちょっとポカンでした。
でも2人好きだって分かった時は
切なくてキュンとして良かったですね。
だからなんか最初の始まりを思うと
こんなキュン話になるとは思わなかったですねぇ…
ほんと最初えげつなかった…
>ヲリ様
ヒデサトさんの作品はいつも何て感想書けばいいのか分からなくて
必死で捻り出しているんですよ・・・困った・・・w
>生理とかレイプとか必要あったのかなあ?って
それなんですよねー。
それがヒデサトさんの味かなって思うんですけど
わざと後味悪くするようにしてるのかな?
なんか情緒不安定だし読んでて「???」な所が多いですよね。
>ほんと最初えげつなかった…
ここまでえげつなくする必要があるのかとww
最後はラブラブだから救いがあるんですけど
ナプキンが必要なくらいの痔っていうのはえげつない・・・