＜あらすじ＞
ガンコで不器用、しかもナイーブな高校生・神原実。密かに恋心を寄せる相手はアイドル顔の同級生・松永佑人。でも、松永は付き合う相手はノーマル。しかもころころ替えて「恋の蝶々」と呼ばれる男。けれど、ある日恋心を抑えきれなくなった神原は思わず松永に告白してしまう…　ときめきをやめたいのにやめられない、高校生たちのコンプレックス・ラブ！



タイトルの付け方がすごくオシャレ。
さくらにあいたら
神原に止まる訳ですね、わかります。


親友を好きになってしまって
ぐるぐる悩む主人公の心理描写が秀逸な作品です。
残念ながらナッシングエロだけど。

妄想でのエロいコマが１つだけありますけど
それ以外はちゅーのみ。


「男が好きですいません･･･キモくてすいません」
なんてさ、
こんなに悩んでいる様子を見せられたら
「全然キモくないよ！むしろ萌えるよ！」と
応援したくなります。（黙ってろ）



松永は女をとっかえひっかえして
恋の蝶々と呼ばれている遊び人。

そんなどうしようもない遊び人を
好きになってしまった神原。


「付き合っている彼女よりもお前と居たほうが楽しい」
と、神原の気持ちを知っていながら
甘い言葉で買い殺されて
天国と地獄を行ったりきたりする神原が
見ていて痛かったです･･･。


しかも松永は「オカズはやっぱ男なの？」とか
「このホモ！」とか
デリカシーなさすぎて最低な男でした。

神原･･･なぜこんな男が好きなんだｗｗｗ


でも二人が本気でぶつかった際に
「俺のこと好きなんだろ？好きだよな！」
「･･･好きだよ　何で言わせんの」
のくだりには全力で萌えた。


そして、神原にはいつも相談に乗ってもらう
女の子がいるのですが
この女の子がまた男前で、いい子なんです。
ホレてまうやろ。

神原は黙ってこの子と
付き合った方が絶対いいと思うｗｗｗ



あと、物語終盤での
「好き？」→私は好きだったのに
「好きだよ」→祐人はそうじゃなかったんだ
･･･（同じような内容の連続）

「だって人の気持ちは変わるもの」

の演出は
なんだかエヴァを彷彿とさせました。
つーか真希波とか式波とか。どうなん。


恋＝鯉＝来い
と、言葉遊びしている所にもクスリとさせられます。

古街先生、こういう演出上手いなぁ･･･。

デビューコミックスとは思えないクオリティでした。



エロ★
萌えた★★★★
切ない★★★★
笑える★
買って良かった★★★★


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