＜あらすじ＞
脱力感たっぷりの大学生生活を送っていた法学部１年の梶俊明は、ムリヤリ入部させられた映画研究会で、同じ１年のメガネ青年・中村と出会う。
普段冷静な中村が、梶にだけ顔を赤らめ不器用に突っかかってくるのは何故なのか…。
一方、複数の男と関係を持つ映研の先輩・鯨井と、彼を愛し続ける幼馴染みの高崎の恋は苦しいほどに切迫していた――。
映研を舞台に繰り広げられる切なく甘い青春ラブグラフィティ完全版が登場！
高崎×鯨井の番外編と梶×中村編の描き下ろしを加えて待望の文庫化。


山田ユギさんを勧める方が多かったので
何かひとつ読んでみようとずっと思っていたのですが
どーにも絵が苦手で･･･


古本屋でパラパラとめくっては
「あーやっぱりダメだー！」を繰り返し。


絵の好みばっかりはどうしようも無いですが
それがなんか悔しくてｗ


たまたま中古で安かった文庫版のものがあったので
思い切ってこちらを買ってみました。


そしたら、苦手だ苦手だと思っていた絵は
さほど気にならなくなり
気づけば結構な分厚さの本を
さらりと読み終えていました。

･･･が。


ごめんなさい。
個人的には地雷作品でした。



内容としては、大学の映画サークル内の
梶×中村カップルと
高崎×鯨井カップルのお話なんですが


ラブの部分はちゃんと萌えたんです。
中村くんのツンデレっぷりは可愛いし。
高崎×鯨井もドラマチックだし。

でも･･･どうしても
共感できない部分が多かった･･･。



【苦手だった点】

・まず、私はこういう大学生の
　コンパ的なノリが苦手だ。


・女の子キャラがゲイビデオ見たりする描写があるけど
　腐れっぷりが開けっぴろげすぎる。
　この子は最後まで好きになれなかった･･･


・妊婦さんなのに臨月になっても異性のお友達と
　遊んでるってどうなん。私の頭が硬いだけか？


・鯨井さんはゲイビデオに出演するノリが軽すぎる。
　愛する人が居るというのにっ！？


・人のセックスシーンをこっそり撮影しておいて
　その上、公の場で公開するなんて、ぶっちゃけ引く。
　まぁＨの描写は萌えたけど。（結局萌えたんかい）


・異母兄弟だという事が分かった後は
　バッドエンドでもいいから別れて欲しかった。
　そしたら「知らなきゃ‥もう少し…夢見てられたのに…」の
　セリフが生きてきたのに。
　カップリング的には好きだけど･･･
　どうしても
　近親相姦モノは苦手なんですよねー。




【良かった点】

・中村可愛いすぎ。君はずっと純なままでいてくれ･･･。

・「知らなきゃもう少し…夢見てられたのに…」。

・若さ故の痛さとか青さとか。



全体的に設定が苦手だっただけで
絵とかは大丈夫でしたので
違う作品だと好きになれるかも知れないなー
とは思いました。


なので再挑戦で次は「誰にも愛されない」を買おうと思う。
今度こそ気に入るといいな･･･。
（なぜかムキになる私）



エロ★★★
萌えた★★★
切ない★★★
笑える★★
買って良かった★★


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