＜あらすじ＞
長く抗争を続けてきた梅崎組と相賀組の手打ち直前。相賀組の男が刺された。梅崎組若頭・加賦は、犯人を匿っているであろう韮沢を拘束し、苦痛と快楽をその体に施すが一向に口を割る気配がない。「惚れてた男に犯されて嬉しいかそれとも俺に振られた腹いせか？　韮沢」決して痛みに媚びない韮沢の真意とは？　描き下ろしあり。








池玲文先生といえば「ひんやり廊下、万華鏡」で
個人的にあんまり評価が高くなかったのですが
（エロは良かったけど！）

この本は･･･
萌えすぎて禿げそうでした。

任侠ものがあんまり得意ではなかった私も
これにはハマったー。
受けの子健気すぎる！

評価が高い作品らしいので買ってみたのですが
納得の面白さでした。



ヤクザの若頭・加賦が
昔の舎弟・韮沢をSM用ホテルで拷問し、
口を割らせようとしている所から
お話が始まるのですが

これがまたえっろいんです。


ここで私が個人的に大注目なのが
加賦の手下・多田。
（脇役ですけどね！）

「そこら辺にあるモン使ってイカせろ」
という命令に恐る恐る従う多田ですが

韮沢があまりにもエロかったもので
慌てて自分のズボンを脱ぎ、
チンコを出してみた所
「誰がそこまでやれと言った！？」と
加賦に銃を向けられて怒られてしまうんです。

おいｗｗｗ
多田かわいそすぎるだろｗｗｗ

しかもこの多田くんは
スーツに眼鏡でちょっと気弱そうな所も
私のツボでした。
もし彼のスピンオフが出たら私は買うぞ！


･･･そして肝心の主役カップルなのですが
拷問を受けていた韮沢は
誤解で拷問を受けていたのですが
その誤解が解けた時、

「俺はお前が怖い･･･！！」
というセリフを見て
「窮鼠はチーズの夢を見る」を思い出したのは
私だけでいい。


「貴方がもう一度目を合わせてくれるなら
　死んでもいいと思って」
と言った韮沢は
肝が座っているのにどこかあどけない顔で
健気すぎて泣けたです。


その後のHシーンがまた･･･
エロすぎてわたくし倒れるかと思いました。

「喋るな」と言われて
喘ぎ声も出さずに黙って耐えている
韮沢の従順さに禿げ萌えです。


本編ではシリアス１００％なのですが
描き下ろしではギャグ有りで
また違った楽しみ方ができます。

任侠ものが苦手な人にも
ぜひ読んでもらいたい作品！




以下、短編の感想。

■トカゲと蝶番
EDの治療に行った病院の先生が
トラウマの元凶となる男だった、という
医者×患者モノです。

治療と称してHな事をしてしまい
勃った･･･なんで･･･？という
ベタな展開ですが

ちょっと強引な攻めと
嫌がりながらも感じてしまう受けの
構図がとっても大好物でした。

看護婦さんのキャラもイイですｗ



■成立しない朝
リーマンものです。

飲み会の席で
皆から見えないように手を握ってきたり
「もっとガタイ良い方が好きですか！？」
と迫ってきたり
かなり積極的で強引な杉坂が
すごく好きです。（告白）

あーいいなぁ。
やっぱり男はこうあるべき！
肉食肉食！！

菊川が嬉しくて泣いてしまうラストは
雰囲気があって良かった。




今まで、池先生の絵が苦手だと思ってましたが
この本はとっても絵が美しかったです。
顔が長いとか言っててごめん。
短編含めてハズレが無くておすすめ！


そして、あとがき四コマの
パンチパーマ×パンチパーマには
大爆笑させて頂きました。
（でもちょっと萌えたんだぜ･･･）


エロ★★★★★
萌えた★★★★★
切ない★★★★
笑える★★★
買って良かった★★★★★


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