＜あらすじ＞
「好きなんだ…友達と…してじゃなくて」三和の告白の後も、加藤は親友として振る舞おうとする。やわらかな否定…。オレの気持ちは変わらない…だけど達成できない恋なら、手放したほうがいいの…？そこへ三和を好きだという保科が現れ──。　




夏の三角関係フェア開催中ですｗ
昨日に引き続き、
せつない三角関係を満喫できる作品をご紹介。


元々、榎本ナリコ先生の作品は好きだったのですが
野火ノビタ先生と同一人物だと知って驚きました。

昔、幽☆遊☆白書が大好きだったもので
同人で活躍されていた野火先生は知っていたのですが
でも「これが物心ついてから初のBLコミックス」
というのはどういう意味？ｗ



この作品は
ノンケの親友を好きになる三和（ゲイ）と
その三和を好きになる保科（ゲイ）という
せつない三角関係が描かれています。

もう、三角関係フェチにはたまらん作品ですよ。
本当にせつない。
本当に本当にせつない。
せつないあまり2回も言ってしまいました。

ゲイとノンケの三角関係って、
リアルにこういう物なのかもしれません。



三和の事が好きな保科は
三和の心と性欲を満たしてあげて
三和が満足すると自分はトイレで処理する日々。


自分の手ばかりが汚れていく。
それでも三和を大事にしたい、と思う
保科がせつなすぎます･･･
保科イイ男すぎるよ！


すると、そんな二人の雰囲気を察知して
「本当は三和が好きだった」とか言い出す加藤。

おいおい、そりゃないよ！
あんな酷いことしておいて
アッサリここで三和を奪って行かないで～！

と、保科の気持ちを想うと
めっちゃ泣きたくなりましたｗｗｗ

どう見ても絶科×三和の方が
お似合いだと思うんです･･･。


だって加藤は、
保科とHしたばかりの三和を
むりやり犯しちゃうんだよ？
（保科があんなに大事にしてたのに！）


そして突然
目が見えない、耳も聞こえない
周りがどんどん見えなくなっていくという
謎の病気になってしまい
アッサリ三和の心を奪ってしまうのです。

なんという卑怯な加藤。


しかし、そんな卑怯な加藤を目の前にしながら
「いや、卑怯なのはオレの方か」なんて
どこまでも自分を責める保科は
どんだけいい人すぎるのかと。

二人とも保科の底抜けな優しさに
甘えすぎです。（ぷんぷん！）



野火ノビタ先生特有の
繊細で、薄暗いアンニュイな雰囲気が
よく表現されている作品でした。

光と影を効果的に演出させて
せつなさをぐんを引き立たせてくれます。


物語のラストの
「二人の背中にオレの影を見た」
という保科のモノローグも秀逸。


なので、同時収録で
オカマもののギャグちっくな作品が入っているのは
ちょっとどうかと思ったｗｗｗ

しかもめっちゃ古くて
全然絵が違うｗｗｗｗ



エロ★★★★
萌えた★★★★
切ない★★★★★
笑える★
買って良かった★★★★★