放火犯の中には 火を見て欲情する奴も居るらしいが
危ない奴だな まさか あいつ
<あらすじ>
単行本未収録作品+描き下ろしを加えた新装改訂版。甲斐性無しの売れない小説家がネタ探しで出向いた連続放火の火事現場。最前列には様子がおかしい学生服姿の少年がかならずいた…。火を見ることでしか欲情できない少年と小説家のてびき。
草間さかえ先生に再チャレンジ。
(以前、「イロメ」を読んだのですが面白さが全く分からず
違う作品なら大丈夫かな?と読んでみた次第です。)
結論から言えば、私は「イロメ」よりも
こっちの方が好きでした。
エロも多いし・・・(やっぱりそこか)
そして、チンコにモザイクがかかっている描写を久々に見ましたw
2003年に松文館から発行された初コミックスの改訂版という事で
ちょっと古い作品ではあるのですが
線が太くて硬いのに、不思議なエロさがあります。
表題作は、火を見る事で欲情する少年と
近所に住む、売れない小説家のお話です。
火事の現場で、欲情している少年に出会った小説家は
自分の家に招き、一緒に焚き火を始めるのですが
火を見て勃起している少年に気づき
押し倒して、Hを始めてしまう描写は妙にエロい!
少年はけっこうショタっぽくて
色気とかあんまり無いんですけど、
「じゃあ今日から俺とつきあう事にする?」とか
ずいぶんノリが軽くて
ラブ方面の葛藤とか、苦悩とか全く無いのはどうかと思った。
しかも、Hが終わった後は涼しい顔して服を着ながら
「眠いけど腹減った 何か食わせろ」とか
お前ら、それでいいのか・・・?
Hの前後の色気みたいなものがほとんど無いので
その辺はちょっと残念でした。
■散髪唱歌
理容師×客のリーマン。
常連で、いつもいがみ合ってばかりいるお客さんの
髪を切って、シャンプーしている間に
欲情してしまって椅子に縛り付けて犯してしまうという
まるでAVのような設定のお話です。
だがこれが萌えるから困る・・・
ローション代わりにポマードを使って
「部長に犯されているような臭いがっ!」と
パニックを起こす受が可愛かったwww
ずーーっと口げんかを続けながらHしている描写は
めちゃめちゃエロかったです。
■ピンナップ・スタア
自分の兄と、自分の友達がSEXしている姿を
押入れの中から密かに覗いている弟という、緊張感漂う作品です。
兄に言われるがままイヤイヤ抱かれていた清一が
最初は嫌がっていたのに
次第に、兄の首に腕を回すようになり
無言で快楽に溺れていく描写は
エロくて壮観です。
それに伴って気持ちも兄に持っていかれた事を
最後に悟ってしまう弟の尊がせつない・・・
短い作品だけど、すごく内容がみっちり詰まった作品だと思います。
■雨のち晴れ、ところにより雪
リーマン×リーマン。
お互い、彼氏がいて恋愛について語っているうちに
オフィスでHを始めてしまう二人ですが
この二人、普通に付き合えばいいのに・・・
すごくお似合いなのに・・・
■ばんごはん
高校生×アパートの隣人の男の子。
隣に住む男の子は、普通にショタっぽくてかわいい子なのに
ものすごい勢いの襲い受で、
あまりにすんなりHをしてしまうので
わたくし、かなり困惑しました。
そして、途中で大人のお兄さんが乱入して
3Pっぽくなったりもしますが
最後は、なんか急にほのぼのして、アットホームな感じで終わります。
なんだコレw
よく分からないけど・・・幸せそうだからいい・・・のか?
全体的に、かなりエロ度は高く
満足度が高い一冊でした!
理容室のお話の描き下ろしも面白かったw
(続編、ちょっと読んでみたいなぁ・・・)
エロ
★★★★★
萌えた★★★★
切ない★★★
笑える★★
買って良かった★★★★
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イロメ 草間さかえ【感想】
1. 同じ理由です!
でも、けっこう人気のある作者さんだし、絵柄もキライではないので、「いつかまた・・・」的なカンジだったんですが・・・
松文館といえば、ドエロ成人本のトコじゃないですか!?
ヒエー!!なんか草間さんの絵では想像つかないですねー
アタシもそろそろ草間アゲインするかなぁ・・・
>ヲリさま
あら、これも買おうかと思ってたんですけど、あんまりエロくないんですかw
確かに絵はクセがあるというか・・・読みにくいというか・・・
ちょっと、とっつきにくい感じはしますね。
>松文館といえば、ドエロ成人本
そうなんですか?www
でも確かにかなり内容エロエロで、私は満足しました!
草間アゲインするならオススメの作品ですww