いずれおまえは俺に飽きる いつかそうだったように
そのとき俺はどうしたらいいんだろう?
どうして俺はこいつじゃなきゃダメなんだろう
<あらすじ>
新進気鋭の画家・日比谷勇気と雑誌編集者の土谷昇は、二度目の恋の真っ最中。同居を申し出たりするわりに、仕事相手に嫉妬したり浮気癖の絶えない勇気に、昇は悩まされっぱなし。しかし昇も、何度もそんな思いをしながらも、勇気のもとを離れられない自分の気持ちを認め、いまでは昔とは違うつかず離れずの関係を築いている。事件?と痴話ゲンカがたえない二人がくりひろげる、丁々発止のラブコメディ☆
今までレビューを書いていなかったのですが
ようやくシリーズ3作目「美しく燃える森」が発売されたという事で
重い腰を上げて既刊の2冊をさらっとご紹介しますw
とにかく、このシリーズって
ものすごくレビューを書きにくい
作品だと思うんですよね・・・
でも好きだ!うまく言えないけどすっごい好きなんだ!
主人公2人がくっついたり離れたりする様子を描いた
ラブコメではあるのですが
収録されているお話のひとつひとつが
独立したテーマを持っていて
油絵や出版業界等の仕事の話が続いたりして
ラブ以外の話も結構なページを割いているので
ある意味BLっぽくないというか。
それに話がポンポン飛んだりするので
私のように読解力のない人間は
けっこう読むの大変かも?w
女と浮気する勇気に腹を立ててケンカになるんだけど
言い合いをしていたら泣きそうになって
最終的にはHして仲直りするシーンが
色っぽくてすごく好き。
シリーズ2作目にあたる「千の花」では
勇気の女グセも落ち着き
前作よりだいぶ糖度が高い気がしますw
勇気が描いた自分の絵を見て
「どんな女にも渡さない」と、ひとり静かに涙するシーンは
2人が本当に愛し合っていることが分かる
とても印象的なシーンで
私ここ何回も何回も繰り返し読んでしまう!
すっごい素敵だわー(ごろんごろん)
依田先生は、なにげないシーンで
深い想いを表現するのがすごく上手ですね。
後からじわじわ来るような素敵な場面が
この本にはいっぱい詰まっている気がします。
ただ、モノローグがちょっと詩的なので
「ん?どういう事?」と
ちょっと戸惑いながら読む事が多いですwww
(私の頭が残念なだけですねハイ)
チャペルでの誓いのキスシーンもすっっっごい好き。
あー好きなシーンを挙げていけば書き切れないww
いちばん最初の作品の初出が1996年という事で
かなーーり古い作品ですが
ひたすらエロ、ひたすらLOVEという、ありふれたBLに飽きた
大人のお姐さん方にオススメの作品です。
エロ
★★
萌えた
★★★★★
切ない
★★★★
笑える
★★★
買って良かった
★★★★★
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1. 3巻目ゲットです
3冊目も繰り返し読んでしまいますよ(笑)。
二人の絆、いいなぁと思います。エロもね!
>与謝野さま
すっごく良かったですね!
本当に繰り返し読みましたww
依田さんの描くエロ、すっごく好きです!
しかも顔射まであったし!イイヨイイヨー