この本はもっと何年も前に発売されるはずだったものが
なんだかんだで今まで延期になったものですが
読者のみなさんが待ちくたびれて
かなりハードルが高くなっていそうなのに
そのハードルを軽々と飛び越えてしまうような
非常に読み応えのある一冊でした。
それにしても最初、この本の表紙を見た時に
昇が全身に包帯を巻いていたので
かなり暗い話なのかと若干ビクビクしましたよ。
(しかもHIVの話まで出てくるしな!)
正直、ここまで来てバッドエンドは読みたくないw
冒頭から昇は
なぜか片目が開かない、SEXしても感じない、という
謎の症状に悩まされてしまいます。
基本的にほとんど説明ナシに物語が進んでいくので
最初は頭の中に「???」がいっぱい浮かぶんですけど
ちょっとずつ伏線が回収されて
お話がピリッと収束するこの感じ・・・
こんなに淡々としているのに
どうしてこんなに感動するんだろうw
3PとかHIVとかちょっとショッキングな部分もあるんですが
やっぱりこういう読ませる演出はステキですねー
普通のBLだったら、
その3Pのシーンを掘り下げて掘り下げて
エロエロに描きそうですもんね!!w
(まぁ私もそういうの好きだが)
昇が開かない目から大量に涙を流す姿が印象的でした。
それから終盤、2人で夜空を見上げて
月の美しさに涙しそうになるシーンもすごく良い。
うまく言えないけど
こういう「燃える恋!!」っていうのじゃなくて
「じわじわと実感する愛」みたいなのってステキです。
わたくし、この本を読む前に
シリーズ1作目からじっくり通して読んだんですが
やはり全部通して読むことをオススメします。
全体通して、キュンキュンする!とかエロい!とか
そういう派手なものは無いんですけど
じんわり萌えるんですよー
なんか癖になる面白さがあるんですよね。
カバー裏も可愛いのでチェックをお忘れなく☆
エロ
★★
萌えた
★★★★★
切ない
★★★★★
笑える
★★★
買って良かった
★★★★★
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1. キター!
モニタのこっち側で「うん、うん」とうなづいております(笑)。
確かに所々、つながりがわからない台詞とかシーンがあるのがこの作者さんの特徴かも・・・。
ところで、エロ 少ないですか、そうですか。
ごめん、私、あのほんのちょっとのシーンでもドキドキ。小娘か!?
まあ要するに、この二人の日常とか、ちょっとしたいちゃつき方が見ていて心地いいんですよね。穏やかで。
だもんで、売り払っていた前の2冊を新たに購入決定です。
>与謝野さま
大した感想書けなくて恐縮でございます・・・(汗)
でも、すっごく良かったですね~
最初に読んでてよく分からなかった所も、2回3回と繰り返し読む事によって段々理解できていく気持ちよさみたいなのがクセになります。
エロは、私基準だと少ないかなーと思うんですけど
もちろん、ちょっとだけでもかなり萌えましたよ!!
2人がチュッチュする所見るだけでドキドキしましたー
前の2冊も一緒にぜひぜひ通して読んでください♪