猪又さんが 「バイの快楽主義者で男だったらネコ専」
って事は知ってるけど 今は 俺だけだよね
<あらすじ>
一発抱かせると、面白いように筆が乗る―――。俺が担当している波木光司は売れっ子のミステリ作家だ。童貞の先生にラブシーンを書かせる為ヤってから、先 生はすっかり俺の恋人気取り。気持ちよければ男も女も相手をする節操なしの俺と違って純情一途な先生には、たまにイラっとさせられるが、看板作家の機嫌取 り、と割り切っていた。ところが、ある日「女の子と遊んできます」と先生から生意気な電話がかかってきて…!?
長ーいタイトルの通り、
ミステリ作家と担当編集のお話です。
ドS受が読みたくて買ったような気がする。
(すでに記憶が曖昧)
作家と担当という組み合わせの作品は腐る程ありますが
受の強烈なキャラクターのお陰で
かなりインパクトのある作品になっています。
■或るミステリ作家とその担当編集~
ヘタレ童貞作家×ドSでバイな担当編集。
眼鏡でおカタそうな編集さんが、冒頭で
「ドSでバイで快楽主義者で男ならネコ専」って
堂々と宣言してて吹いた。正直すぎるわww
童貞だから小説のHシーンが上手く描けない先生に
「仕方ないですね・・・」と自らの体を差し出すという
BLではよくあるパターンのストーリーなんですけど
担当さんのドスケベさと
先生のヘタレ童貞っぷりが楽しく描かれていて
終始テンション高い作品でした。面白かったー
サディスト設定のキャラクターを書くために
先生を目隠しして縛って責めまくるシーンは
いっそ清々しい程のドSで痺れます。
この作品のSM描写は個人的にかなり好みだった。
担当さんはかなりの遊び人なので、
つかず離れずのドライな関係が続くと思いきや
だんだん先生を好きになってるっぽいのが可愛いですね。
■プリーズ・テル・ミー!
優等生×天然おバカさんの高校生モノ。
「泊まっていかない?」と誘ってきたり
わざわざ身体をぴったり寄せて話しかけてきたり
無自覚なんだけど煽っているようにしか見えない
受がすっごく可愛くて
そりゃ攻はムラムラしちゃうよね!と思った。
無自覚な小悪魔ってタチが悪いわ・・・
絵柄はとっても可愛らしいけど
けっこうエロ度が高い1冊でした。
(ただし萌えはあまり無かった気がする)
表紙絵で表題作の関係性を的確に表していますので
表紙が気に入った方にはおすすめです。
エロ★★★★
萌えた★★★
切ない★★
笑える★★★★
買って良かった★★★★